続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

小森江駅無人化へ

 JR九州は1月19日のプレスリリースで3月17日で管内5駅を無人化することを発表しました。いずれもきっぷの発券窓口は昨年3月になくなっていて、時間帯限定で改札係員がいるだけの駅でした。

小森江駅 2017/8/13

 5駅のうちの一つが鹿児島線・小森江駅です。小森江駅は北九州市内門司区にありJR化後の1988(昭和63)年に開業した比較的新しい駅です。コロナ禍前の2019年度の1日あたりの乗車人員は1,416人で、北九州市内にある鹿児島線の駅ではもっとも少ない数字です。無人化される5駅の中で唯一みどりの窓口がありました。

小森江駅で購入していた乗車券

 私の九州における活動拠点が嫁実家の北九州市西端の折尾なので、同じ北九州市内でも門司区の小森江まで来ることはほとんどありませんでしたが、きっぷはMR32時代とMR52時代でそれぞれでありました。右のきっぷはE-POSメニューから発券した乗車券で、みどりの窓口閉鎖直前に購入したものです。

関門海峡花火大会臨発

 かつては関門海峡花火大会の開催日になると常備券の臨発が行われ、こういう完全常備の往復券も発売されていました。コロナ禍もあって2020・2021年と2年連続で中止になり、開催された昨年の臨発はなかったようですが、無人化に伴って今年はどうなるのか密かに注目しています。

小森江駅のみどりの窓口があった頃 2022/3/11

 現在は自動改札機が稼働しています。無人化のタイミングで若松線の駅で実施したように、券詰まりを防止するためにきっぷ投入口を塞いでICカード専用にし、きっぷは回収箱に入れる方式に変わると見ています。

www.nishinippon.co.jp

 同様に有人通路の遠隔管理せず気前よく開放してくれそうですから、やりたい放題の状態がまた作り出されることになりそうです。

待合室利用時間変更のお知らせ 2022/3/11

 昨年3月でみどりの窓口が閉鎖された後は平日の7:30~12:00に改札の係員がいるだけになっていました。そして、待合室開放時間までも係員がいる時間帯に短縮されています。無人化された暁には終日閉鎖するんですかね?

 今回無人化対象の5駅からは既に発券端末はなく、都府楼南駅を除き平日午前中しか係員がいないので、今さら無人化したところでコスト削減効果は限定的です。運賃を正しく平等に収受するコストとそれに要する人件費・設備費を天秤にかけて、前者を諦めて後者を優先しているようにしか見えません。

 ここ4~5年JR九州はサービスの切り捨てばかりで良くなったと思えることがほぼないのはある意味すごいなと思っています。