続・吾輩はヲタである

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浦佐駅のみどりの窓口閉鎖

浦佐駅のみどりの窓口閉鎖

 上越線+上越新幹線・浦佐駅のみどりの窓口が今年2月末で閉鎖され、「話せる指定席券売機」に置き換えられました。JR東日本の新幹線駅でみどりの窓口が閉鎖されたのは初めてです。

 ここ十年における浦佐駅の上越新幹線の乗車人員は600人台後半で推移していて、上越新幹線の駅で最少です。会社は異なりますが、昨年暮れに同じくみどりの窓口が閉鎖され「みどりの券売機プラス」に置き換えられた糸魚川駅より少し多い程度です。浦佐駅のみどりの窓口を閉鎖するにあたっては糸魚川駅のことは当然念頭にあったと思います。

 昨年9月に浦佐駅に立ち寄っていました。黒部宇奈月温泉駅と糸魚川駅のみどりの窓口を年度内に閉鎖するという発表があったばかりだったので、JR東日本だって追随しかねないし、仮にしたら浦佐なんて危ないな…と思っていたら、危惧したとおりになってしまいました。

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浦佐駅みどりの窓口 2020/9/6

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浦佐駅みどりの窓口閉鎖後 2021/3/6

 みどりの窓口閉鎖後は入口はカーテンが下ろされ、看板は紙で覆われています。2台ある指定席券売機のうち左側の1台が「話せる指定席券売機」となりました。窓口が1つなので1台だけ「話せる」化したんだと思いますが、遠隔で対応する分発券に時間がかかるので、混雑時やダイヤ乱れ時にそれで大丈夫なのか不安はあります。

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浦佐駅VA2

 発売箇所表記は「浦佐駅VA2」となりました。右側の指定席券売機は「VF1」です。特筆すべきはJR東日本の「話せる指定席券売機」で初めて入場券が発券できるようになりました。たまたまこれまでに導入されていた駅で設定が入っていなかっただけだとは思いますが。

 JR東日本の5月11日のプレスリリースに「チケットレス化・モバイル化を推進し、『シームレスでストレスフリーな移動』の実現に向けた乗車スタイルの変革を加速します」という一見何が言いたいのかよく分からないリリースが出ました。

 その後半には「みどりの窓口は、一定のご利用のある新幹線・特急停車駅のほか、ご利用の多い駅を中心に、バランスを考慮した配置へと見直します。」という記載がありました。これは逆説的に考えてみると、新幹線・特急停車駅でも「一定のご利用がない」場合にはみどりの窓口を閉鎖すると読み取れます。近いうちに浦佐駅に次いでみどりの窓口が閉鎖される新幹線の駅が出る可能性が高そうです。

 なので、そろそろ安中榛名やいわて沼宮内に行ってこようかと思っています(独り言)。