続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

窓口閉鎖駅めぐり@越後湯沢

 上越新幹線・越後湯沢駅のみどりの窓口が今年2月末で閉鎖され、「話せる指定席券売機」に置き換えられました。上越新幹線の駅のみどりの窓口閉鎖は浦佐に続き2例目です。

 浦佐の場合は乗車人員が少なく、近くにみどりの窓口が設置駅(小出・六日町)があるから影響は少ないと判断したのかもしれません。

閉鎖直前の越後湯沢駅みどりの窓口 2022/2/11

 コロナ禍前の2019年度の上越新幹線の1日当たりの乗車人員も浦佐の672人に対し、越後湯沢は2,845人で4倍以上の差があります。浦佐はまだ仕方ないにしても、越後湯沢もみどりの窓口を閉鎖するとは思いませんでした。

 越後湯沢は温泉とスキーリゾートの玄関口の駅で、特に冬は多くのスキー・スノーボード客で賑わいます。東京から新幹線で1時間半で来ることができるとあって、コロナ禍前は東南アジア系の外国人客もたくさん来ていました。

コロナ禍前のスキーシーズンの越後湯沢駅みどりの窓口 2018/1/7

 それゆえ首都圏への戻る客がピークに達する16~18時ごろにはみどりの窓口のブースの外まで行列ができていたことも珍しくありませんでした。当然、指定席券売機にも行列ができていました。

 逆に夏は冬ほどの集客力がないので大きく客が減りますが、夏の閑散ぶりだけでみどりの窓口の閉鎖を決めたんでしょうか?冬の混みっぷりを知っていると最悪でも臨時化で、閉鎖という判断にはならないと思います。

越後湯沢駅E1

越後湯沢駅E2

 越後湯沢駅のみどりの窓口には窓口が2つありました。混雑時は両方開いていましたが、平時は片方だけ開いていました。3月からみどりの窓口の代わりに「話せる指定席券売機」が設置されましたが1台だけです。既設の(話せぬ)指定席券売機2台と合わせて3台体制になっています。


 とここまで書いたんところで…。越後湯沢駅からみどりの窓口はなくなったんですが、実はマルス端末はまだあったりします。

越後湯沢駅精算所 2022/8/7

 越後湯沢駅には改札口に隣接して精算所があり、そこにマルス端末が設置されています。特急「はくたか」が発着していた頃は在来線から新幹線への乗り継ぎ客がたくさんいたので必要だったかもしれませんが、「はくたか」が廃止されて7年経った現在もまだ残っています。

越後湯沢駅E3

 精算所で購入したきっぷです。たぶん精算所で普通に越後湯沢からのきっぷは買おうとしても、改札外の券売機で買ってくれと言われると思います。私は「青春18きっぷ」を使って上越線で越後湯沢に来て、高崎までの新幹線ワープのきっぷを精算所で購入しました。「青春18きっぷ」の期間外でも近隣の上越線やほくほく線の駅から乗車し、乗り越しで新幹線乗り換えのきっぷを買いたい旨を申し出れば購入できると思います。見ての通りクレジットカードも使えます。

 みどりの窓口閉鎖後は案内の係員が立って、指定席券売機の使い方の案内をしています。列に並んでいた外国人客が係員に何かを尋ねたところ、係員は一瞬判断に困ったような顔をしてから、改札内の精算所に案内して対応していました。こういう例外的な扱いをすることがあるんだな...と認識しました。

 これから越後湯沢駅はみどりの窓口閉鎖後初の繁忙期であるスキーシーズンを迎えますが、3台の券売機だけで迫りくる客を捌けるのか見ものです。もし、いよいよ捌けなくなりそうだったら精算所のマルス端末もフル稼働させて乗り切る算段かもしれません。