私は日本人なので英語表記のきっぷを利用する必要性はまったくないんですが、趣味的な好奇心からたまに発券してもらうことがあります。
いくつか例を挙げます。右下が〇Jのきっぷはジャパンレールパスなど外国人専用パスを利用した際に発券される指のみ券に表示されるもので、私が使用したものではありません。
列車名はだいたいこんな感じで全角大文字が使用されています。それではこの文字数で収まらない列車名だとどうなるか??
こんな感じで半角大文字が使用されます。これもだいたい想像がつくかと思います。それでも収まらない場合はどうなるか???
こんな列車に乗っていたことをほぼ忘れていたんですが、2012(平成24)年8月に勝田~河口湖間で運転された快速「お座敷ゆう富士山」号の指定券です。"OZASHIKI-YU-FUJISAN"だと文字数が入りきらないせいか、"OZA-YU-FUJISAN"と略されています。それでも半角大文字が使われています。このときは列車名ではなく、富士急の富士山駅の英語表記がどうなるか試してみたものです。
そんなわけで、列車名のきっぷへの英語表記には長さによって全角・半角の使い分けはあれど大文字しか使わないんだろうなと思っていましたが、それを覆した列車が現れました。
少し前の記事でも紹介した特急「呪術廻戦」です。往復両方乗るにしても、往路と復路で同じ列車名のきっぷじゃ面白くないなと思い、英語表記を仕込みました。おそらく1日限り運転のこの列車の特急券を英語表記で仕込んだのはそういないでしょう。
見ての通り半角の大文字・小文字の混在になっています。"JUJUTSUKAISEN"は"OZA-YU-FUJISAN"より文字数が少ないので大文字でも問題なさそうな気がしましたが、このパターンは初めて見ました。
いつから小文字の表記も使用するようになったのかや、他に小文字を使用して表記する列車名があるのかなど詳しいことは分かりません。気が向いたら他に試してみますが、気が向かないかもしれません。とりあえずこんなもんあったよというだけの備忘録です。