あやめ祭り号トクだ値
今年5月28日～6月19日の土日に新宿～鹿島神宮間で特急「あやめ祭り」号が運転されます。この列車は茨城県潮来市で開催される「水郷潮来あやめ祭り大会」に合わせて毎年この時期の週末に運転されています。
昨年の運転で特筆されたのは「あやめ祭り号」のために「えきねっと」のトクだ値（20%引き）が設定されたことです。こういった多客臨に対してトクだ値が設定されることはなくはないですが珍しいです。
新宿～潮来・鹿島神宮間の正規の乗車券+指定席特急料金は3,870円します。無割引だと結構なお値段です。「房総料金回数券」は発売終了してしまったので、安くする術がありません。
また、東京駅から潮来を経由して鹿島神宮まで結ぶ高速バスは2,000円（ICカードだと1,850円）です。所要時間はさほど変わりませんが、高速バスは日中20～30分間隔で走っており本数では圧倒しています。せめて価格差ぐらいは何とかしようとトクだ値を設定したんじゃないかなと思います。
なお、「水郷潮来あやめ祭り大会」最寄りの潮来駅にはみどりの窓口も指定席券売機もないので、帰りの特急券は事前に受け取っておくことが必須になります。
「あやめ祭り号」の車両は幕張車両センターのE257系でした。成田線を走るE257系の定期列車がなくなって久しいですが、10年近くこの車両です。私が乗車した日は新宿駅発車前に「特急 あやめ祭り」の文字と「あやめ」の絵柄の表示が切り替わっていました。「あやめ」の絵柄は定期列車時代を彷彿とさせました。
今年も「トクだ値」があるかどうか今のところ発表はありません。設定される可能性はあると思うので、前売りはまだ先ですが興味のある方はトクだ値のサイトを注目してみてはいかがでしょうか。
【補足：2022/4/25】
今年も「あやめ祭り号」のトクだ値が設定されることが発表されました。今年は乗車券付きではなく、料金券のみ（チケットレス）タイプになっています。潮来駅での受け取りのことを考慮すると、チケットレスの方が親切だと思います。
