「バルーンさが日帰り往復きっぷ」は毎年10月下旬~11月上旬に佐賀市で開催される「インターナショナルバルーンフェスタ」に合わせて発売される博多~バルーンさが間の往復乗車券と自由席特急券がセットになった往復割引きっぷです。今年は11月1日~5日の設定で既に発売されています。
2019年までは「佐賀バルーンフリーきっぷ」という発駅から自由周遊区間(吉野ヶ里公園~バルーンさが間)までの往復+フリー区間があるタイプでしたが、コロナ禍による2年の中止を経て再開された昨年からは博多からバルーンさがまで単純に往復するだけのきっぷに変わっています。
昨年利用した現物です。インターネット予約で予約し小倉駅で受け取りました。往路片に指定券発行印があるとおり、指定料金券を追加で購入することで指定席も利用できます。時間帯によっては混雑するので確実に座っていきたい場合は一考です。
昨年の発売箇所はインターネット予約と「JR九州の主な駅」の指定席券売機となっていましたが、今年はインターネット予約(Webのみでアプリは不可)と博多駅の指定席券売機となっています。他の駅の指定席券売機では買えなくなったようです。
休日の博多駅の指定席券売機は混雑するので、事前にインターネット予約を済ませて早めに受け取っておく方がいいと思います。
ひとこと
今年の「バルーンさが日帰り往復きっぷ」の価格は2,720円で、昨年の2,920円からなぜか200円値下げされています。小児の価格は1,340円で大人2,720円のきっちり半額にならないのも特徴的です。
【博多~バルーンさが:往復特急自由席】
(運賃:1,130円+自特:1,200円)×2=4,660円
【博多~佐賀2枚きっぷ+佐賀~バルーンさが普通列車往復】
2枚きっぷ:2,500円
佐賀~バルーンさが往復:420円 計:2,920円
博多~バルーンさが間を直通で特急自由席で往復すると4,660円かかるので、昨年の「バルーンさが日帰り往復きっぷ」の2,920円という価格でも十分割安なんですが、バルーンさが駅に停車する特急列車が限られているので、佐賀駅で特急と普通列車を乗り継ぐ人も多いと思われます。
博多~佐賀を特急自由席利用で「2枚きっぷ」と佐賀~バルーンさが間は普通列車で往復乗車券と併用した価格は2,920円で、昨年の「バルーンさが日帰り往復きっぷ」と同額で、この組み合わせだと割引なしということになります。なので今年は申し訳程度に安くしたのかなと推測しています。
きっぷの使い勝手としては佐賀駅で途中下車ができ、風に飛ばされて東方に流されるバルーンを列車で追いかけることもできるため、フリーエリアの付いた「佐賀バルーンフリーきっぷ」の方が格段によかったように思います。
使い勝手:★★★☆☆
お得感:★★★☆☆
当日発売:あり
小児用:あり