ＪＲ四国の旅行センターである「ワーププラザ」および「ワープ支店」は基本的に駅の構内にありました。数少ない例外が「ワープ支店」の梅田と香川中部支店です。
6店舗あった「ワープ支店」のうち4店舗は今年3月に「ＪＲ四国ツアー」にリニューアルされています。残る2店舗のうち松山は「ワープ支店」としては9月25日に営業終了し、駅が高架化された9月29日に「ＪＲ四国ツアー」としてリニューアルオープンしています。最後まで残ったのが今から紹介する香川中部支店です。
香川県の中部というとどこか意見が分かれそうですが、ワープ香川中部支店は宇多津町にあります。見ての通り瀬戸大橋線の児島〜坂出間の高架下にひっそり佇み、宇多津駅から坂出方向に15分ぐらい歩けばたどり着けます。高架下の有休利用なんでしょうが、なぜここにあるのか謎です。
入口に特に看板などはなく、Googleマップを頼りにそれらしき建物に近づいたら店舗だったという感じです。場所や外観から判断するに、どうやら個人客よりは法人や団体向けに取り扱っていそうな雰囲気でした。それであれば駅ナカにある必要はないですね。
おそるおそる店舗に入って、奥から出てきたおっちゃんにきっぷを買いたい旨を伝えました。おっちゃんは不思議そうな顔をしていましたが、どこかの「びゅうプラザ」のように追い返されたり渋られたりすることなく売ってもらえました。
買ったものの一部です。普通に旅行業端末があり、発売箇所表記は香川は略され「ワープ中部Ｑ」でした。Ｑという「ワーププラザ」「ワープ支店」にある旅行業端末独特のものです。
今年いっぱいでの営業終了が決まっているとのことだったので、半休を取って飛行機で高松に飛んだついでに寄ったんですが、実は9月末帰着分ですべての商品の発売を終了することでした。おそらく年末の店じまいに向けての残務処理に注力するんだと思います。期せずして終焉間近のワープ香川中部支店のきっぷを入手することができてよかったです。
