IRいしかわ鉄道マルス
北陸線・金沢~倶利伽羅間を転換したIRいしかわ鉄道でも、あいの風とまや鉄道と同様に一部の駅でマルス端末が設置されています。
所在地 | JR時代の端末 | IR移管後の端末 | |
---|---|---|---|
金沢 | 金沢市 | マルス | なし |
東金沢 | マルス | マルス | |
森本 | マルス | マルス | |
津幡 | 津幡町 | マルス | マルス |
倶利伽羅 | なし(無人駅) | なし |
このうち、JR西日本が管理する金沢駅とIR移管後も引き続き無人駅である倶利伽羅駅を除く3駅にIR持ちのマルス端末が設置されました。 そもそもの駅数が少なく金沢市と津幡町にしか駅がないため、あいの風とやま鉄道のように一市町に一ヶ所という制限はなかったようです。
私はJR特急が停車する津幡駅の設置はあると踏んでましたが、東金沢・森本にも設置されたのは意外でした。IRは金沢への通勤需要が見込め、七尾線へ乗り入れるJR特急の運賃・料金収入もあるため、他の転換三セク会社と比べて経営は楽だと見込まれています。そのため、こういう手厚い体制にできたのかもしれません。
IRいしかわ鉄道・津幡駅で購入したJRの乗車券です。IRいしかわの社名記号は「○IR」となっているのに、発売箇所が「IR津幡駅」となっているため、IRが重複しているような感じがしなくもないです。端末番号はFでカット紙を使用していることから判断すると、あいの風とやま鉄道と同様に端末はMR51型だと思われます。
JR西日本とIRいしかわ鉄道のHPによると、全国のJR券が発売できるそうです。また、あいの風とやま鉄道ではできなかったクレジットカード決済による購入ができるようですが、5489(e5489を含む)やエクスプレス予約など電話・ネット予約の受け取りは同様にできないようです。それでも、IRいしかわ鉄道の窓口体制は三セク化による不便を最小限にとどめたという印象はあります。