石勝線夕張支線は今年3月31日で最終運行を終え、127年の歴史に幕を閉じました。平成28年11月にJR北海道が自社単独で維持するのが困難と発表した4路線の中で初めての廃線となりました。早くもあれから半年が経ちます。
私も最後の2日間は夕張を訪れました。この2日間は多くの人で賑わい、列車はこのようにヘッドマークが取り付けられた3両編成で運転され、128年の歴史に華を添えました。
夕張駅のホテルマウントレースイで行われていた総販券の発売は3月30日午前中で終了してしまい、残念ながら最終日のものは発売されませんでした。
積年の懸案となっていた南清水沢駅ですが、最後の最後に訪れてきっぷを買うことができました。
基本は金額式の前出しの総販券で、新千歳空港着のみ駅名式でした。一部の券種は管理駅での発券日が3月31日で、きっぷが売り切れにならないよう営業最終日まで補充して十分な枚数を用意してくれたようです。前日の夕張駅でスカ食らってましたので、この配慮は大変ありがたかったです。
新夕張駅は直営駅ですが、日祝日は休みです。夕張支線営業最終日の3月31日は日曜日でしたが、臨時で窓口営業を行っていました。もっとも、留萌線・留萌~増毛間の最終日の留萌駅は営業時間を増毛からの最終列車到着まで延長していましたが、今回の新夕張駅では営業時間の延長はなく、普段の営業日と同じ15:30で閉めたようです。
新夕張駅では改札前にテーブルを出して、夕張までの大小片道・往復のマルス前出し乗車券を発売していました。普通のきっぷですが、新夕張で最終日に夕張まで買ったということに意味があると思っています。また、夕張駅到着時には車内での運賃収受はせず、数人の係員がきっぷの回収・運賃収受を行っていました。なので、きっぷを持ち帰りたい旨を伝えれば、JR北海道標準様式の使用済み印を押してもらえました。
【オマケ】
夕張滞在中は夕張駅前のホテルマウントレースイに宿泊していました。運よく自室から夕張駅を見下ろせる最高の部屋だったので、列車が到着してから客が乗り降りし発車していく様子をタイムラプス動画で撮ってみました。朝の列車(9265D~9266D)だったのでこれでも人は少なめですが、だいたいの流れが分かって面白いです。
夕張駅に列車が到着し、発車するまでの10分ほどの間を自室の窓の隙間からタイムラプスで撮ってみた。思ったより動きは乏しいけど、人の流れはだいたい分かるかと。 pic.twitter.com/Bm5ZI6kNK2
— imadegawa075 (@imadegawa075) 2019年3月30日