続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

香川・徳島フリーきっぷ

香川・徳島フリーきっぷ

 JR四国ではコロナ禍で低迷している四国の観光を元気にする取り組みと10月からの四国デスティネーションキャンペーン(以下「四国DC」)の機運を盛り上げる取り組みとして、9月末まで「おでかけ。四国家2021」キャンペーンを開催しています。

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 その一環として今年4月~6月の間に香川県と徳島県内の路線の特急列車自由席が3日間利用できる「香川・徳島フリーきっぷ」を発売していました。6月末でいったん発売終了していましたが、10月からの「四国DC」開始に伴って10月から12月末まで再発売されます(前売り発売は昨日9月1日から始まっています)

 フリーエリアは以下の通りです。

【フリーエリア】

  • 予讃線:高松~観音寺
  • 土讃線:多度津~大歩危
  • 高徳線:高松~徳島(全線)
  • 鳴門線:池谷~鳴門(全線)
  • 徳島線:佐古~佃(全線)

 「徳島」と言いつつも徳島県内全線利用できるわけではなく、牟岐線はなぜかエリア外です。

 2014年1月~2015年3月に徳島線開通100周年を記念して発売された「徳島・香川週末フリーきっぷ」という同じフリーエリアのきっぷがありました。そちらは利用開始日が金・土曜と休日に限られ2日間6,000円でしたが、今年の「香川・徳島フリーきっぷ」は利用開始日の制限がなく、3日間で価格据え置きの6,000円です。 

 さらに今年の「香川・徳島フリーきっぷ」に特筆されるのは、期間中に特急「四国まんなか千年ものがたり」快速「藍よしのがわトロッコ」のフリーエリア内で運転される観光列車に追加料金なしで1回ずつ乗車できることです(ただし、発券後の乗車変更は不可)。

 仮に多度津~大歩危間で「四国まんなか千年ものがたり」を片道利用したすると、運賃と特急+グリーン料金で3,800円します。さらに帰りに特急自由席で戻るだけでも2,500円かかります。これが3日間で6,000円のフリーきっぷに含まれてしまいますから驚きの特典です。むしろ利用しないと損です。

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指定席交付記録券と指定券

 フリーきっぷ本体に加えて、指定席交付記録券という券が付き、この券に指定券を交付した記録を押印します。行程の都合で「四国まんなか千年ものがたり」だけでしたが、当日の朝に思い立って利用しました。ただ、当日の朝に指定が取れても食事が付けられないのが悩ましいところです。 

ひとこと

 特急自由席が3日間利用できて6,000円なら高くはないですが、ここはやはり観光列車は利用しておきたいところです。「四国DC」で利用客の増加が見込まれる中で、「四国まんなか千年ものがたり」はもともと指定が取りにくいので出遅れると難しいかもしれません。

 遠方の場合は「JR四国ツアー」を利用すればネット経由でフリーきっぷの手配は事前にできますが、そのサイトで指定券の手配まではやってくれないのが個人的に残念なところです。 

使い勝手:★★★★☆

お得感:★★★★☆

当日発売:あり

小児用:あり