JR西日本では今年3月22日から来年末まで管内24駅のみどりの窓口でかつて走った懐かしの列車をデザインした「懐鉃入場券」を発売しています。1駅で2種類発売しているところもあるので、全部で32種類になります。
発売駅は以下の通りです。
支社 | 発売駅 | 発売駅数・種類 |
---|---|---|
金沢支社 | 富山(2)、金沢(2)、小松、福井、武生、敦賀 | 6駅・8種類 |
京都支社 | 大津 | 1駅・1種類 |
大阪支社 | 大阪(2)、奈良 | 2駅・3種類 |
神戸支社 | 三ノ宮 | 1駅・1種類 |
福知山支社 | 福知山(2)、東舞鶴、城崎温泉 | 3駅・4種類 |
和歌山支社 | 和歌山、白浜 | 2駅・2種類 |
岡山支社 | 岡山(2)、津山、新見 | 3駅・4種類 |
米子支社 | 鳥取、米子(2)、松江(2) | 3駅・5種類 |
広島支社 | 広島(2)、新山口、下関 | 3駅・4種類 |
福岡支社 | なし | - |
こうして見ると京阪神は手薄に見えます。また、JR他社との共同使用駅では発売していません。京都支社のお膝元の京都駅で発売していないのはそんな事情だと思います。
先日、新山口駅と下関駅を通りかかった際に買ってきました。下関駅が特急「いそかぜ」で新山口駅は特急「おき」のいずれもキハ181系のデザインです。裏面にはヘッドマークと列車の解説があります。個人的には「いそかぜ」は辛うじて乗ったことありますが「おき」はありません。
横長の栞タイプや、キャンペーン応募券を切り取る形はJR北海道の「ご当地入場券」→「北の大地の入場券」のアイデアを丸パクリしたように見えます。しかし、日付押印欄がないため、後から見返してもいつ購入したか分かりません。発券時の手間を省くためにそうしたんだと思われますが、ここは個人的には不満な点です。
JR西日本でもみどりの窓口の営業時間が変則的になっている駅があるので、注意が必要です。下関駅は7時~19時の営業ですが、途中11時~15時は閉鎖されているためその時間帯は買えません。また、白浜駅のみどりの窓口は8時~20時の営業ですが、「懐鉃入場券」の発売は10時~16時だったりします。事前によく調べておくことをお勧めします。
発売から1ヶ月程度で両駅とも1000枚ほど売れていて、売れ行きは悪くないように見えます。枚数制限はなく発売期間は来年末まであるので、全部集めるにしてもそんなに急がないでも大丈夫かなと思っています。
【訂正:2022/11/27】
奈良駅が京都支社になっていたので大阪支社に訂正しました。2022年10月にJR西日本で支社の再編が行われ支社名が変わりましたが、記事公開時点での支社名を表記しています。
【訂正2:2023/4/21】
ずっと「懐鉄」だと思ってたんですが、よーく見てみたら「懐鉃」だったのでタイトルを含めてすべて修正しました。金は失いたくないんですね。