赤い18きっぷ発売終了(JR西日本)
JR四国に引き続きJR西日本でも「青春18きっぷ」の常備券(赤券)の発売を終了することが「JRおでかけネット」にて発表されました。下の画面キャプチャの赤い四角の部分にその旨が記載されています。今期でJR全社から赤券が姿を消すことが決定しました。
現在のJR西日本では金沢支社と近畿統括本部管内のPOS設置駅の一部に限られていて、JR四国と同様に毎期発売開始後早い段階で売り切れているようです。もっとも、発売初日の昼にはヤフオクに出品していた転売ヤーが複数いて、年々転売がひどくなっている印象がありました。本当に使いたい人に行き渡っている感はなかったので、もう潮時なのかなという感じがします。
私が最後に購入したJR西日本の赤券です。北陸線・能生駅のものです。首都圏在住で発売エリアから遠い上に、赤券に対してさほど熱い思いもなかったので、3年購入していません。ただ、この時は金沢以東の北陸線が三セクへの転換を控えていたために、わざわざ途中で降りて買いに行ったものです。
来期以降、「青春18きっぷ」が発売されることは決まっていませんが、赤券を取り扱っている一部駅では「発売されたとしても当駅では取り扱わない」という旨を掲示していたところもあったようです。なので、マルス設置駅のみの発売になることも考えられます。
「青春18きっぷ」が今のような1冊5回という形態になったのは平成8年春季からでした。それから丸20年経ちます。私個人的にはそろそろ商品の大幅見直しが入るような気がしています。20年の間に在来線の三セク転換が進んで利用エリアは狭まりましたし、通過の特例も正直わかりづらいです。それにJR北海道の窮状を見ていると商品自体が各社の利害に合わなくなっているんじゃないかなと感じます。
それも年明けにはどうなるか分かると思いますが。