再開第一弾はきっぷの年号の西暦化についてです。たぶん何回かに分けて書くと思います。
JRのきっぷに印字される発行日の年は和暦でしたが、時事通信の記事によるとJR東日本で昨年12月から、JR西日本で今年2月から券売機で発券したきっぷを順次西暦化していきました。
首都圏の大手私鉄ではだいぶ前から西暦化されており、JRグループも来年5月の改元を見据えて遅まきながら追随した形です。近年外国人観光客も増えていますし、和暦表記を使い続けて改元のたびに年号を1に戻すシステム対応するのは不合理と考えたのでしょう。
私が西暦化された現物を手にしたのは今年1月の飯山駅でのこの券でした。予備知識なく予想外に入手できびっくりしました。JR東日本長野支社は同社の中でも早く券売機券の西暦化が進んでいました。
今年の早い段階でJR北海道・東日本・西日本については券売機券の西暦化は進んでいきましたが、JR東海・四国・九州は若干ペースが遅かった印象があります。
マルスやPOS等の窓口端末の券についてはJR九州のE-POS端末の券が4月1日より西暦化されたのが最初でした。こうして現物を見てみると発行日の部分だけフォントが半角になっていて、見た目のバランスが悪いのは否めません。
JR九州のPOS券はマルス端末のE-POSメニュー機能からも発券することができます。この肥前鹿島駅の入場券はマルス端末(MR52)のE-POSメニューから発券されたものです。ちゃんと同じ西暦表記になっています。
おさらいですが、E-POS端末の券とマルス端末のE-POSメニュー機能から発券された券の見分け方は、「○○駅POS発行」と駅の後に全角POS+発行になっているものが前者で、「○○駅POS1」のように駅の後に半角POS+数字になっているものが後者です。
なお、同じ日同じ駅で同じ端末からマルスの機能で発券された入場券は平成30年のままです。こちらが西暦化されるのは10月まで待つことになります。
次に動きがあったのはJR西日本のB-POS端末でした。初っ端から気合入れすぎると息切れするのでこれはまた次回に。