続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

Peachひがし北海道フリーパスSP

Peachひがし北海道フリーパスSP

 Peachの飛行機で北海道まで利用した客向けに昨年10月30日から4月21日出発分まで「Peachひがし/きた北海道フリーパスSP」が発売されています。

 これまで「ひがし」が大人16,380円、「きた」が13,150円で発売されていましたが、新型コロナの影響によって落ち込んだ観光需要の回復を目指すべく、「HOKKAIDO LOVE!プロジェクト」の一環で効力はそのままで特別価格の9,800円で発売されています。それゆえSPが付いています。4月22日以降出発分はSPが取れて通常価格に戻ります。

 「ひがし」の利用対象空港は新千歳空港(発売箇所は新千歳空港駅)と釧路空港(釧路駅)の到着分です。2月10日に成田~女満別線が就航したことに伴い、以降は女満別空港(北見・網走駅)も対象になりました。

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女満別行き初便の成田空港の様子 2021/2/10

 建国記念日付近に道東へ行こうかなと思っていたんですが、様子見が続いて1月下旬時点でまだ北海道へ行く足を確保していませんでした。既にJAL・ANAは相応の値段になっていたので、さほど期待せずPeachのサイトを覗いてみました。そうしたところ、2月10日に成田~女満別線が新規就航という情報を見つけました。そして、就航初日の初便に案外空席があったのですぐに予約しました。

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 就航初便で女満別空港に到着し、リムジンバスで網走駅に着いてからすぐに「ひがし北海道フリーパスSP」を購入しました。たぶん網走駅でこのきっぷを購入した第一号だと思います。

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SL冬の湿原入換作業:釧網本線・標茶 2021/2/11

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おおぞら3号:帯広駅 2021/2/12

 網走から北見に戻って、翌日は北見から釧網本線を下って3年ぶりに「SL冬の湿原」に乗車し、ふるさと銀河線が残っていればショートカットできたのになと思いつつ、釧路経由で帯広に移動しました。翌日はきっぷ収集をメインに根室本線沿いをうろうろしました。広い範囲は利用していませんが、特急も絡めて十分すぎるほど利用したと思います。

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クーポン画面

 特筆されるのはJR北海道のサイトで3月27日搭乗分まで利用できるPeachの航空券が割引になるクーポンコードを配布していたことです。Peachのサイトで航空券購入時にこのクーポンコードを入力すると、新千歳空港到着便で500円、釧路・女満別空港到着便で1,000円の割引になりした。私の場合はこのクーポンコードを利用して諸費用込みで片道の航空運賃が5,000円ほどに収まりました。

 これまで航空会社がJR北海道への送客を担っていることはありましたが、今回のように表立ってJR北海道が特定の航空会社の利用を推奨したことはあまりなかったと思います。北海道新幹線だけでは本州から北海道に送客できる数は知れていますから、航空会社とも全方位外交で手を結ぶべきだと思います。

 直前に決めたにも関わらず飛行機代も北海道内のフリーきっぷも安く済ませることができ助かりました。最終日は苫小牧から八戸行のシルバーフェリーで移動し、事前に仕込んでおいた「トクだ値50」で八戸から東北新幹線で帰る予定でした。しかし、福島県沖地震の影響で東北新幹線が不通になって大変なことになったのは前々回の記事で書いた通りです。