続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

ワーププラザ大幅縮小へ

 6月28日の「NHK NEWS WEB愛媛」に「JR四国 旅行事業大幅縮小へ」というニュースが掲載されました。以下「NHK NEWS WEB」からの引用です。

JR四国が旅行事業を大幅に縮小させることがわかりました。
四国の主要な駅に置いている旅行センターのうち香川県と愛媛県の8つの店舗を年末に廃止する方向で検討をすすめています。

JR四国は「ワープ」のブランド名で主な駅に旅行センターを置き、きっぷや旅行商品を販売しています。
しかし、コロナ禍で旅行需要が激減したことや、宿泊施設や交通機関のネット予約が普及したことを背景に、旅行センターの店舗を大幅に縮小させることになりました。
関係者によりますと、年末に店舗の廃止を検討しているのは、香川県の坂出駅と丸亀駅、それに観音寺駅と志度駅。
愛媛県の宇和島駅、新居浜駅、伊予西条駅と伊予三島駅の8つの店舗です。
一方で、高松駅と松山駅、高知駅、徳島駅に入る店舗は現時点では廃止の対象にはなっていないということです。
JR四国は、ほかにも収入を増加させるためとして、料金が割安となる普通回数券の販売をことし9月末で取りやめることを決めています。
さらに、来年春にもすべての路線で運賃を値上げする方針を示していて、業績の立て直しに向けた取り組みを急いでいます。

 現時点でJR四国からの正式発表はありません。JR四国の旅行業店舗には「〇〇駅ワーププラザ」と「ワープ〇〇支店」の2種類があり、今回閉店の対象となるのは「〇〇駅ワーププラザ」の全店で、「ワープ〇〇支店」の6店(県庁所在地4駅と香川中央・梅田)は引き続き存続するようです。

閉店予定の観音寺駅ワーププラザ 2021/5/15

存続するワープ徳島支店 2020/9/26

 旅行業を日本旅行に移管していたJR西日本を除き、JRグループでは旅行業の縮小が進んでいました。JR北海道のツインクルプラザやJR東日本のびゅうプラザも今年の春までに全店閉店されています。JR九州の旅行店舗も既にほぼ県庁所在地駅のみに縮小されています。

 JR四国は2019年9月に今治、阿南、須崎などにあったワーププラザ7店を閉店していますが、それ以来の閉店になります。若干遅ればせながらJR四国もその流れを加速させた感です。なので驚きはありません。

 ワープ支店には旅行業端末とともにマルス端末があるところがありますが、ワーププラザには旅行業端末しかありません。ワーププラザ発行の旅行業端末のきっぷを探してみましたが、旅行業店舗まではさすがに守備範囲外なので、あまり手持ちはありませんでした。「ワープ〇〇」という発売箇所表記が特徴的です。

 志度駅と宇和島駅は駅のみどりの窓口が閉鎖されみどりの券売機プラスに置き換えられていますが、ワーププラザはその代替としての機能が託されていたと思います。過去には阿南駅や鴨島駅でそういう運用がされていました。ワーププラザ閉店によってどう変わるのか個人的には気になります。