かささぎ93号
◆種別:特急
◆区間:博多~江北
毎年10月下旬~11月上旬に佐賀市で開催される「インターナショナルバルーンフェスタ」に合わせて、長崎線・鍋島~久保田間に臨時駅「バルーンさが駅」が開設されます。期間中の休日は午前中を中心に特急列車が臨時停車します。
2019年まではバルーンさが駅に臨時停車する特急列車は「みどり」「ハウステンボス」でしたが、バルーンフェスタが再開された昨年からは「かささぎ」が加わりました。
「かささぎ91・93号」は朝7時から始まるバルーンフェスタの競技飛行を見る観客を輸送するために設定された臨時停車です。運転区間は博多~江北間で、6時ちょうど発の朝一番の特急「リレーかもめ1号」より早く設定されています。昨年も今年も運転されています。
私が昨年乗った93号の車両は定期列車でも使用される885系でした。「かささぎ」は肥前鹿島発着7往復に加え佐賀発着が3本(下り1本・上り2本)ありますが、江北を終着とする列車はなく珍しい表示です。この表示だと「江北」という愛称の列車に見えてしまいますが…。
6両編成で自由席は3両でした。博多発が朝の5:38と非常に早いにもかかわらず自由席は博多でかなり埋まっていました。新鳥栖や佐賀では立ち客が発生しデッキにあふれていたので、事前に指定を取ることを強くオススメします。以前紹介した「バルーンさが日帰り往復きっぷ」であれば530円払って指定料金券を購入すれば指定席に変更できます。
博多からバルーンさがまでの乗車券+特急券をJR九州のネット予約で購入する際には注意が必要です。バルーンさがは臨時駅であるがゆえに「九州ネットきっぷ」の設定がなく定価(2,690円)と変わりません。
博多から一つ先の江北までだと「九州ネットきっぷ」の設定があるので指定席利用でも1,750円で済んだりします。特にバルーンさが着の特急券が欲しいということでなければ、江北まで「九州ネットきっぷ」を買うのが安上がりです。