五能線・能代駅がこの4月から簡易委託化されました。3月末まではJR子会社による業務委託駅でした。JR東日本はみどりの窓口の閉鎖を一時的に休止していますが、みどりの窓口がない業務委託駅や簡易委託駅の合理化は止めていません。
能代駅は秋田県能代市の中心駅で駅前には市街地が広がっています。同じ能代市でも東能代駅の方が奥羽本線の特急停車駅として有名で乗車人員も能代駅より多いですが、駅の規模は小さく街の中心部からは外れています。


1940(昭和15)年に建てられた大きな平屋建ての能代駅の駅舎は当地が秋田杉の集積地として栄えていた頃の面影を感じさせます。広い駅構内には観光案内所とNewDaysが同居しています。
かつては直営駅でみどりの窓口がありましたが、2012年に「Kaeruくん」設置に伴ってみどりの窓口が閉鎖され、「Kaeruくん」撤去の後は指定席券売機が設置されました。2020年には業務委託化され東能代駅の被管理駅に格下げされています。

当初は無人化されるという情報があり、私が無人化10日前に当地を訪れた時も「能代駅の営業終了について」という貼り紙があったので、無人駅になってしまうんだろうなとばかり思っていました。ところが実際は4月から能代市が簡易委託を受託し、駅舎内の観光案内所でPOS端末によるきっぷの発売が行われているようです。

業務委託時代は出札窓口はなく、オペレーター非対応の(話せぬ)指定席券売機と近距離券売機が設置されていました。


近距離券売機はさほど興味がないので指定席券売機だけで少々買いものをしました。簡易委託化後も自由席特急券は買えますが入場券は買えなくなっています。無人化される(と思っていた)ので入場券には入鋏印を入れてもらいました。

私個人的にはせっかく駅舎内に観光案内所があるのなら、JRの業務委託要員が撤収したとしてても観光案内所に券売機のお守りぐらいは託せなかったのかな?と思っていました。結果的に券売機は2台とも撤去されてしまいましたが、簡易委託ながら有人できっぷを売る窓口が復活したのはよかったと感じました(でも簡易委託では指定券は売らないみたいですが...)。


能代と聞けば高校バスケの強豪である能代工業高校(現:能代科学技術高校)を思い浮かべる人も多いかと思います。能代駅の駅名標はバスケにちなんだデザインで、ホームにはバスケのゴールやユニフォームが展示され、フリースローを体験することもできます(ただし冬季休止)。「リゾートしらかみ」では能代駅で停車時間を設けている列車もあるので、時間があれば見てみると面白いと思います。
POS端末が設置されてからのきっぷは機会を見て追々ということで。とはいえ、簡易委託もいつまで続くか分からないので早めに課題解決しておきたいものです。