続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

稲田・福原駅無人化

 水戸線の稲田駅と福原駅が7月末で無人化されました。両方とも茨城県笠間市にある駅でPOS端末のある簡易委託駅でした。

稲田駅の駅舎と窓口 2024/7/29

 稲田駅の近辺は建材や墓石に利用される稲田石の産地です。稲田石は国会議事堂や東京駅、茨城県庁にも使用されています。駅に隣接して「石の百年館」という稲田石の採掘の歴史を伝える市営の展示施設があります。

 稲田駅の入場券です。乗車券も一緒に購入したんですが、稲田駅発でないと売れないとのことでした。まぁ簡易委託駅あるあるです。

福原駅 2021/10/9

 隣の福原駅です。駅に隣接して市営駐車場があり福原駅の窓口で駐車料金の徴収や回数券の販売を行っていました。駅の無人化に伴って駐車料金が8月からなんと無料化されました。

福原駅窓口 2021/10/9

 福原駅も稲田駅と同様にPOS窓口ですが、窓口の隅っこに全国の乗車券や新幹線特急券も発売する旨の掲示があります。

 なので入場券のついでに使用予定の新幹線自由席特急券を購入しました。料補扱いとなる指定券の取り扱いはなく、常磐線特急の座席未指定券の発売はできないとのことでした。


「ワンマン」表示のある水戸線の電車:友部駅 2021/10/9

 水戸線では2021年3月のダイヤ改正で全列車でワンマン運転を開始し、車掌は乗務していません。かと言って運転士が運賃収受をするわけでもなく、いわゆる「都市型ワンマン」の形態になっています。電車の車外スピーカーからは「この電車では乗車券の発売及び精算は行っておりません」と連呼している始末です。

 そうなると駅側で運賃を取りはぐれない体制を作っておくべきですが、水戸線も他の線の類に漏れず駅の営業体制の縮小・合理化が続いています。水戸線における2014年から2024年までの10年間の営業体制の変化をまとめてみました。

  2014年7月末 2024年8月現在 合理化時期
小山 みどりの窓口(直営) みどりの窓口(直営)
小田林  無人 無人
結城  みどりの窓口(直営) 【EV】(業務委託) 2024/2
東結城 無人 無人
川島 みどりの窓口(業務委託) 【EV】(業務委託) 2018/3
玉戸 みどりの窓口(業務委託) 【EV】(業務委託) 2019/1
下館 みどりの窓口(直営) みどりの窓口(直営)
新治 みどりの窓口(業務委託) 無人 2020/10
大和 無人 無人
岩瀬 みどりの窓口(業務委託) 【EV】(業務委託) 2019/1
羽黒 POS窓口(業務委託) 無人 2020/3
福原 POS窓口(簡易委託) 無人 2024/7
稲田 POS窓口(簡易委託) 無人 2024/7
笠間 【EV】(直営) 【EV】(業務委託) 2015/4
宍戸 POS窓口(業務委託) POS窓口(簡易委託) 2019/4
友部 みどりの窓口(直営) 【MV+】(直営) 2024/2

 紫色に変えたところが合理化されたポイントです。【MV+】は「話せる指定席券売機」で【EV】は指定券発行機能のない近距離券売機を示します。

在りし日の岩瀬駅のみどりの窓口 2019/1/19

 笠間駅だけは2006年にみどりの窓口が閉鎖され「Kaeruくん」投入→2012年に「Kaeruくん」撤去→2015年に業務委託化という大きな動きがありましたが、その他の駅は2018年まで目立った動きはありませんでした。現在までに中間駅の無人駅は3駅から7駅に増え、みどりの窓口があるのは7駅から下館のみに、POS窓口があるのも4駅から宍戸のみにまで減っています。

 全駅がSuicaエリア内なので律儀な客はICカードで運賃を払うでしょうが、あくまで客の良心に委ねる形になります。ただ、改札をやる業務委託駅でも早朝や夕方以降は無人なので運賃の取りはぐれも相当あると思います。利用客から見て「こんなんでいいのかな?」とは思いますが、外野が心配することではないのかもしれません。