続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

ファンサービス

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B0508a (表面)

平成2年に発売された板東~鳴門間の往復乗車券の復路片です。往復揃っていれば素敵だったんですが、右側の往路片は使用済みでちぎられている趣味的には残念な券です。

B0508b (裏面)

裏には「鳴競」という印が押されています。これは鳴門競艇場で押されたものです。鳴門競艇ではファンサービスの一環で上限を定めた鉄道運賃の支給を行っていました。利用客は鳴門駅までの往復乗車券を購入し、競艇場で復路片を見せて運賃分を現金で貰います。この印は支払済の証明で押されたものです。そういう需要があったからこそ、硬券の往復券が常備されていたんだと思われます。

なお、鳴門競艇のHPを見てみましたが、ファンサービスは無料バスの運行のみでこの手のサービスは行われていないようです。私が知る限りでは蒲郡競艇浜名湖競艇でも同様のサービスがありましたが、いずれも終了しているようです。競艇の売り上げは平成3年をピークに下がっているので、これも合理化の一環なのかもしれません。