続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

剣吉駅無人化へ

 来月のダイヤ改正で青い森鉄道・剣吉駅が無人化されます。剣吉駅は青森県南部町の中心駅で、2002(平成14)年12月の東北新幹線八戸開業の際にJR東日本から青い森鉄道に移管されました。JR時代は特急「はつかり」の一部列車が停車していた時期もありました。

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剣吉駅 2017/12/9

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剣吉駅に到着した八戸線直通のディーゼルカー 2017/12/9

 青い森鉄道移管後は簡易委託駅として営業していましたが、2010(平成22)年12月の東北新幹線新青森開業に伴って東北線・八戸~青森間が青い森鉄道に移管された際に直営化され現在に至ります。

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 このきっぷは剣吉駅の窓口端末で発券した八戸接続のJR八戸線・陸奥湊までの連絡券です。右向きの大きな▶が特徴的です。剣吉駅では窓口端末と自動券売機で乗車券類を発売しています。2010年の直営化の際に窓口端末が導入されました。窓口端末導入前は硬券乗車券を売っていました。この当時は買わずにスルーしてしまったんですが、惜しいことをしました。

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JR時代に発売していたきっぷ

 また、JR時代はこのようなピンクの金額券と自由席特急券を発売していました。この頃は剣吉停車の特急列車はなくなっていて、自由席特急券は三戸から盛岡までだけ発売していたと記憶しています。剣吉から1,620円の乗車券は盛岡駅相当です。三セク化された現在では2,750円もします。

 青い森鉄道も新型コロナの影響を受け経営が厳しく、剣吉駅と同時に三戸駅も無人化されます。これで青森県の三八地方のかつて特急停車駅が両方とも無人化され、青い森鉄道の八戸以南はすべて無人駅になります。無人化以降も自動券売機は残るので乗車券や回数券は購入できますが、定期券を購入するためには八戸駅まで出向かないといけなくなります。

 地元自治体(南部町・三戸町)がどう考えているのかは分かりませんが、住民にとっては青い森鉄道が八戸以南を軽視しているように映るかもしれません。JRから青い森鉄道に移管された時点で地域密着型の運営をするはずでした。直営は厳しくとも、無人化を決定してしまう前に、かつてのような簡易委託に戻す検討はしなかったのかなとちょっと気になります。