おはようライナー
■種別:快速
■区間:塩尻→長野(片道1本)
今年3月16日のダイヤ改正で平日朝に塩尻~長野間で運転されている「おはようライナー」がついに廃止されることになりました。
「おはようライナー」はJR東日本長野車両センターの189系N102編成が充当されています。189系N102編成はJR東日本管内で唯一ほぼ原型で稼動する国鉄特急型電車で、「おはようライナー」が唯一の定期運用になっています。
新製から40年以上経ち老朽化が進んでいる上に、今年中に検査期限を迎えるとあって去就が注目されていました。冒頭で「ついに」と書いたのはそのためです。
現在のダイヤは以下のようになっています。明科~長野間はノンストップです。長野~直江津間がJRから分離される前は長野到着後そのまま直江津行きの「妙高1号」として運転されていました。
おはようライナー | |
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塩尻 | 06:57発 |
村井 | 07:03発 |
松本 | 07:10発 |
田沢 | 07:17発 |
明科 | 07:23発 |
長野 | 08:10着 |
この列車に乗車するには310円の乗車整理券が必要で、停車駅で発売しています。JR東日本でも首都圏の「ライナー券」は510円で、長野地区・新潟地区の乗車整理券は310円です。
こちらは松本駅の券売機で発売されている乗車整理券です。号車や座席の指定はありません。これでどうやって発売数を管理しているのか謎ですが、6両が満員になることはまずないのでしょう。
どういう使い分けをしているのかわかりませんが、松本駅には今では珍しくなった常備の乗車整理券の発売もあります。確か、途中停車駅の平田駅には券売機がなかったため、窓口で常備券を発売していた記憶があります。
「おはようライナー」廃止後はほぼ同じダイヤで211系による料金不要の快速列車が設定されます。この時間帯の快速列車の需要はあるものの、列車の老朽化とともに置き換えて無料化されるというのが実態のようです。