JR九州の使用済印はこのような桜の形をした「乗車記念 使用済 JR九州」で、全社で統一されています(無効印が出てくる駅も少数ありますが)。かつて「お客様の声」のようなところに、無効印では素っ気ないという声が挙がり、このようなデザインのものが用意されたと記憶しています。私の手持ちで一番古いものは平成19年11月でした。
ただ、全社同じデザインに統一されてしまうと、どこで押してもらっても違いがなくて、それはそれで素っ気なさを感じてしまうのも事実です。
私が知る唯一の例外は由布院駅です。同じく桜の形をしていますが、「乗車記念 使用済 由布院駅」となっていて、由布院駅オリジナルのものと分かります。
たぶん由布院駅の利用者は観光客が大半で、きっぷの持ち帰りを希望する客も多く、最初に作製した使用済印が早い段階で摩耗して交換することになり、そのついでに由布院駅を入れてオリジナリティを出したんじゃないかなと推測しています。