10月末でJR東西線・大阪城北詰駅のみどりの窓口が閉鎖されました。
JR東西線は2022年9月に大阪天満宮駅のみどりの窓口が閉鎖されて以来しばらく動きがありませんでしたが、今回の大阪城北詰駅と同時に新福島・加島の両駅も閉鎖され、さらに今月末には御幣島も閉鎖される予定です。そうなるとJR東西線の中間駅でみどりの窓口があるのは北新地のみとなります。
現行マルス端末のMR52型からMR52N型への置き換えが始まり、置き換え対象を減らすべく置き換えのタイミングでみどりの窓口が閉鎖されている感はあります。これまでMR12型・MR12W型→MR32型→MR52型の置き換えの過程でどんどん設置駅は減っていった歴史があります。

大阪城北詰駅のみどりの窓口です。JR東西線の地下区間にある新しい駅です。JR東西線が開業する際に廃止された片町駅のすぐそばにあり、片町駅の代替として位置付けられた駅でもあります。ついついJR東西線=新しいと思ってしまいますが、もうすぐ開業から30年経つんですよね...。


入場券とe5489で仕込んでおいた列車の予約のきっぷを受け取ってきました。JR西日本は都市部の小駅のみどりの窓口設置駅だと、意外とみどりの券売機は設置してないんだなと思いました。

みどりの窓口閉鎖後はてっきりみどりの券売機プラスが設置されるかと思ったんですが、定期券発行に対応するピンクの多機能券売機でごまかすようです。大阪城北詰駅は乗車人員がJR東西線の中でも最少で、みどりの窓口がある京橋駅へも徒歩圏内という個別事情はあるにせよ、同時に閉鎖になった新福島・加島の両駅も同様の対応でした。
掲示には「便利にお買い求めいただけるインターネットでの販売をご利用ください」と記載されていますが、予約したきっぷを受け取れる券売機がありません。こういうことを書いていいのは予約したきっぷを受け取れる券売機を設置するか100%チケットレス化できてからです。
JR東日本は利用者の反発を受けてみどりの窓口閉鎖を一時的に休止しています。JR北海道や東海は散発的な無人化はありますが年に数駅程度です。JR四国はほぼほぼやり尽くしてしまった感があります。JR九州はしばらく目立った閉鎖の動きがないですが、今後動きがあるかもしれません。
JR西日本だけは毎月のようにみどりの窓口やPOS窓口を閉鎖し、さらに本社のお膝元の都市部でもみどりの券売機すら設置しないという利用者軽視の手抜きまでするので、悪目立ちしている感はあります。JR西日本管内でも7~8年くらい前まではみどりの窓口を閉鎖する際はほぼ必ずみどりの券売機(プラス)が設置されたものですが...。