自由席特急回数券(四国)
JR四国のツアーページの下の「おトクなきっぷ一覧」というところに「自由席特急回数券」というものがあります。これを見つけた時には「まだこんなものがあったんだ」と思いました。

(JTB時刻表1988年3月号から引用)
昔の時刻表には自由席特急回数券についてこんな感じで小さく掲載されていたもんですが、いつの間にかなくなっていました。主な特急停車駅で発売し6枚綴りで約6~8%引きで発売とありますが、これだけでは詳細はさっぱり分かりません。
現在JR四国で発売している自由席特急回数券の商品概要です。
- JR四国の特急停車駅相互間(直通列車がある区間)で発売
- 6枚綴りで発売日から3ヶ月間有効
- GW・旧盆・年末年始の最繁忙期の利用制限なし
- 発売額は6枚分の普通運賃+自由席特急券から10%引き
- 1枚で小児2人の利用可
- 26Km以上で「ザ・席(券)」や「ザ・グリーン券」を別途購入すれば上位変更が可能
「トク割2枚(4枚)回数券」がある区間はそちらの方が安いと思いますが、それらの恩恵がない特急停車駅相互間任意で購入できるのは便利で、3ヶ月間有効で最繁忙期の利用制限がないのも良いです。

2年前に特急「伊予灘ものがたり」のフィオーレスイートに乗った際の復路に八幡浜~松山間の「自由席特急回数券」を利用しました。うまいこと大人6名いたので「自由席特急回数券」を買って一気に使い切る千載一遇のチャンスでもありました。

私が利用した現物です。多機能券売機での発売はなく、窓口か指定席券売機での発売となります。まぁ特急回数券の様式としては特徴的なものはありません。
6枚綴りの発売額は13,500円で1枚当たり2,250円でした。
(運賃1,300円+特急料金1,200円)×6枚×(1-0.1)=13,500円
この価格は同じ効力で2022年11月まで発売していた「南予・松山10枚回数券」(松山~八幡浜間:1,680円)と比べるとだいぶ高いですが、こうやって6人集まれば安く利用できる手段が用意されているだけでもだいぶマシかなと感じました。

JR四国以外のJR他社はネット予約での指定席に対する割引への移行が進み、このような乗車券と自由席特急券がセットになった回数券は今や風前の灯状態です。回数券って利用客にとっては財布に入れておけばすぐに使えますし、JR側にとっても複数回分の代金をまとめて前払いしてもらえるのでそれなりにメリットがあるように思うんですけどね。