続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ。そろそろ15周年。

北陸周遊乗車券

北陸周遊乗車券

 「北陸周遊乗車券」は発売条件がちょっと特殊なフリーきっぷです。JR西日本のトクトクきっぷにありがちな当日発売なし・2人縛りという条件はありません。

  • JR東日本の「えきねっと」の「トクだ値」のもしくはモバイルSuica特急券で東京~上越妙高発で糸魚川~金沢着で利用すること。
  • 上記乗車日当日か翌日にJR西日本管内の北陸新幹線停車駅のみで発売。
  • 携帯電話の利用履歴画面や予約のプリントアウト等購入したと分かるものの呈示。

 JR東日本の特定の商品を利用した客を対象にJR西日本(と周辺三セク)が安く利用できるきっぷと言い換えられます。飛行機の利用を条件としたトクトクきっぷはあれど、JR間でこういう条件付きのトクトクきっぷは今までなかったように思います。

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 「北陸周遊乗車券」の現物です。このエリアに自動改札機設置駅はなかったと思ったんですが、意外や85mm券です。 フリーエリアは以下の通りで、2日間有効です。

【フリーエリア】

  • 北陸線…長浜~金沢
  • 小浜線…青郷~敦賀
  • 越美北線…越前花堂~九頭竜湖(全線)
  • 七尾線…津幡~和倉温泉(全線)
  • 氷見線…高岡~氷見(全線)
  • 城端線…高岡~城端(全線)
  • 高山線…猪谷~富山
  • 大糸線…中土~糸魚川
  • IRいしかわ鉄道…金沢~倶利伽羅(全線)
  • あいの風とやま鉄道…倶利伽羅~市振(全線)
  • えちごトキめき鉄道…市振~谷浜

 気付いた方もいるかもしれませんが、フリーエリアは「北陸おでかけパス」とまったく同じで、特急券を買い足せば特急列車の利用もできるのも同じです。「北陸周遊乗車券」は「北陸おでかけパス」の2日間用と言ってもいいと思います。

【ひとこと】

 「北陸おでかけパス」が1日2,500円に対して、「北陸周遊乗車券」は2日で2,500円なので、半額となっています。「北陸おでかけパス」でさえ割安なのに、2日間でこれだけ利用できれば文句はないでしょう。

 位置づけとしては北陸新幹線開業を機に廃止してしまった「北陸フリー乗車券」の代替と捉えていいと思いますが、発売条件が厳しすぎます。「トクだ値」は発売枚数限定で東京・上野・大宮・長野発しか設定がありません。「モバイルSuica特急券」はシステムの使い勝手がよくなくて、使っている人をあまり見たことがなく、広く普及しているとは言えません。また、首都圏からの利用もできるJR西日本の「e早特1」や「WEB早特」での利用ができないのも不可解です。何らかの条件を付けることにはやむなしと思いますが、もう少し発売条件は緩和してほしいです。

 余談になりますが、上記発売条件のほかに列車利用で北陸地方を着地とするパックツアーではオプションとして「北陸周遊乗車券」の取扱いがあります。その場合にはパックと合わせての事前購入が必要で、北陸到着後の購入はできませんが。

使い勝手…★☆☆☆☆

お得感…★★★★★

当日発売…あり

小児用…あり

【補足:2020/3/27】

 今年3月のダイヤ改正で「モバイルSuica特急券」が終了し、「新幹線eチケットサービス」が始まりましたが、「新幹線eチケットサービス」でも東京~上越妙高発の糸魚川~金沢着の利用であれば「北陸周遊乗車券」は購入できるとのことでした。(JR東日本に確認済み)