昨年12月に四国を除くJR各社一斉に今年3月のダイヤ改正の概要を発表しました。JR東日本は全体的に小幅改正だなという印象だったところに、盛岡支社のリリースでちょっと気になる箇所を見つけました。

ダイヤ改正のタイミングで釜石線の車両を現行のキハ100・110系を置き換えるべく新型のHB-E220系を投入するというのは既報どおりだったんですが、快速「はまゆり」もその対象でした。それに伴って指定席はなくなり全車自由席化されるとのことでした。合わせて「はまゆり」は現状の3両編成から2両編成への減車も実施されます。

HB-E220系は昨年12月から釜石線に先立って八高線で営業運転を開始しています。一部列車が比較的利用客の多い東北線・花巻~盛岡間にも乗り入れるため、乗降がスムーズにできるよう3ドアのオールロングシートです。ドアが増えてロングシート化された分座席数は当然減っています。
快速「はまゆり」は2001年3月のダイヤ改正で当時走っていた急行「陸中」3往復のうち下り1本を快速に格下げする形で登場しました。その後2002年12月のダイヤ改正で「陸中」のうち残る2.5往復も快速化され現在の3往復体制になりました。

「はまゆり」の指定席車両には「陸中」時代から引き続き使用されているキハ110系にリクライニングシートが設置されています。HB-E220系への置き換えでオールロングシートになってしまっては指定席の設定のしようがありません。
釜石線沿線から県都盛岡へ行き来する人や新花巻で東京・仙台方面の東北新幹線と乗り継ぐ長距離客を中心に多く人が指定席を利用していて、指定席の利用率は地方の都市間連絡の快速列車にしては健闘している印象がありました。


私も釜石線を乗車する際は新花巻での新幹線乗継で「はまゆり」をよく利用します。指定席があるので新花巻から釜石までの1時間半も席の心配をせずに乗り換えができました。
指定席がなくなって座席数が少ない車両に置き換えられて、おまけに減車まで実施されてしまうと、時期や時間帯によっては座れなくなる可能性も出てくるのかなと思います。普通列車はHB-E220系化するにしても、「はまゆり」の指定席は残して欲しかったなと感じます。



写真のキハ110-1は1990(平成2)年に「陸中」向けに製造された車両です。JRグループとして急行列車として使用する前提で最後に新製された車両と言われています。側面の行先表示は登場当初は幕でしたが現在は電光表示に取り替えられています。
キハ110のリクライニングシートが搭載された編成はどこか他路線で使い続けてもらえないかなと思っていますが、初期のキハ100・110系の廃車も始まっていますからさすがに廃車になっちゃいますかね…。