◆種別：急行
◆運転区間：青森～札幌（１日１往復）
急行「はまなす」の運転開始は区間から推測できるように昭和６３年３月の青函トンネル開通時です。今やＪＲ北海道に残る最後の急行列車です。車両はＪＲ北海道函館運輸所所属で、当初は座席車のみでしたが、平成３年３月より寝台車、平成５年３月ドリームカー（夜行用に大きく倒れる座席。普通指定扱い）、平成９年３月よりカーペットカー（同じく普通指定扱い）が連結されるようになりました。ＪＲ各社の急行列車が大してテコ入れされることもなく廃止になっていく中、少しずつ手を入れている印象があります。
平成１４年１２月の東北新幹線八戸開業とともに八戸発着になるのではないかとウワサされましたが、結局青森発着のままでした。これはちょっと不満でもあります。
また、何回か乗った感じとして、上りと下りでずいぶん性質が違うような印象があります。下り（青森発）は函館まで停まらないこともあり長距離客が多いですが、上り（札幌発）は新札幌・千歳・南千歳・苫小牧と札幌近郊の主要駅に停車し、苫小牧より先の最終列車も兼ねていることもあり、意外に短距離の乗降客が多いという印象です。私の後輩は夜札幌でライブを見てから「はまなす」で函館の自宅に帰るという使い方をしていました。（でも、函館駅からどうやって自宅に帰ってたんでしょうね）
このきっぷは私が実際に乗ったものです。年末の繁忙期だったため普段自由席の３号車が指定席になっており、自由席用の寝心地の悪い座席でひどい目にあった思い出があります。指定席と自由席では寝心地が全然違うので、たかだか５１０円（時期によって３１０円）ケチらずに指定を取ることをお勧めします。
写真は札幌駅で撮影したものです。
