続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

おいこっとBOX

おいこっとBOX

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「おいこっと」車両によるローカル運用:信越線・長岡 2021/3/7

 長野~十日町間を走る快速「おいこっと」は観光列車仕様に改造されたキハ110系で運転されています。観光列車仕様になっているもののロングシートとボックス席があり、「おいこっと」以外のローカル運用で走ることもあります。

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「おいこっと」ロングシート 2021/9/23

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「おいこっと」2人用ボックス席 2021/9/23

 甥1と「おいこっと」に乗るにあたり、信濃川沿いの2人掛けのボックス席を取りたかったので、駅のみどりの窓口へ行きました。列車の予約だけであれば「えきねっと」でも対応していたんですが、座席位置までは指定できないと思っていました。

 窓口の係員の端末操作を見ていると、列車名は「おいこっと」と「おいこっとBOX」という2つが登録されていることが分かりました。最初に「おいこっと」を選択したところ、シートマップはロングシートしか指定できなくなっていたので、「おいこっと」はロングシート選択時の列車名ということが分かりました。

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おいこっとBOX席指定券

 「おいこっとBOX」を選択すると無事に希望したボックス席が選択できました。指定券の券面の列車名は端末の指定通り「おいこっとBOX」になっています。画像検索をしたところ、昨年9月は「おいこっと」で、今年5月には「おいこっとBOX」になっていたので、その間に変わったものと思われます。

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「おいこっと」の指定席券売機の画面 2021/6/7

 帰り際に窓口横の指定席券売機で試しに「おいこっと」を検索してみたところ、ちゃんと列車名が分かれ、ボックス席のシートマップ対応もされていました。これだったら窓口に並ぶ必要はありませんでした。

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えきねっとのシートマップ

 さらに、家に帰って「えきねっと」で試してみても、指定席券売機と同様に対応されていました。そもそも駅に出向く必要すらなかったことになります。

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「のってたのしい列車の申込」メニュー

 「えきねっと」で「おいこっと」の指定を検索するにはトップ画面右の「のってたのしい列車の申込」メニューを利用するのが無難です。

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「のってたのしい列車の申込」トップ画面

 そうすると列車の写真とともに 選択画面が表示されます。他社のネット予約にはない仕掛けですし、慣れない人にっては直感的で分かりやすくていいと思います。ただ、通年で運転されている観光列車のみで、観光キャンペーンや季節のイベントに連動して散発的に運転される列車はあったりなかったりするようです。

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おいこっとの列車選択画面

 「おいこっと」を選択すると列車を選択するプルダウンメニューが表示されます。ちゃんとボックス席も別列車扱いで設定されています。下り・上りという表現は慣れない人には分かりにくくてちょっと残念です。カッコ付で十日町行・長野行と行先を補足した方がいいと思います。

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「おいこっと」(下り)を選択

 「おいこっと」(下り)を選択すると日時と乗車区間・人数を選択する画面に遷移します。この画面のありがたいことは、日時は運転日しか選択できず、乗車駅・降車駅は停車駅のみが表示される点です。これで検索エラーになる確率が格段に減ります。

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「新幹線を利用」のオプションを外す

 なお、通常の経路検索を使うのはおすすめしません。駅名を「長野」で入力すると高崎経由の新幹線の経路が検索されるため、「長野(しなの鉄道)」を選択し検索オプションの「新幹線を利用」を外さないといけません。なので、素直に「のってたのしい列車」のメニューから入るのが無難です。こういう気の利かないところがいかにも「えきねっと」らしくて、愛おしく思えたりします。