続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

大雄山線普通連絡運輸終了

 3月11日をもってJR線と伊豆箱根鉄道・大雄山線の普通連絡運輸が終了し、定期連絡のみになったとのことです。東は東京から西は大阪市内まで東海道筋を中心に広い範囲で普通連絡運輸の設定がありました。

大雄山線の電車:小田原駅 2016/11/23

 もっとも、両社間の乗継割引はなかったので、連絡券を買う金銭的メリットはありませんでした。また、同じ伊豆箱根鉄道でも特急「踊り子」が直通乗り入れする駿豆線は連絡運輸の設定があることが認知されていても、直通列車のない大雄山線は設定があること自体の認知度が低かったと見られます。

 JR側では近距離券売機に連絡券の設定が入っていたことはなく、みどりの窓口や指定席券売機、「えきねっと」で買えるという状態で、積極的に売っていた形跡はありませんでした。

大雄山駅の券売機 2020/5/16

 伊豆箱根鉄道側では以前は券売機にJR連絡の設定が入っていたんですが、私が直近で大雄山駅で確認した際にはなくなっていました。券売機が押しボタン式からタッチパネル式に置き換えられた際に削除された模様です。大雄山駅のJR連絡の運賃表は横浜~熱海間が掲載されていましたが、連絡券は窓口で購入するよう案内されていました。

 窓口で購入した乗車券です。85mmの端末券で、駿豆線の駅の端末で発券されたものとまったく同じ様式です。

 大雄山線ではPASMOがサービス開始当初(2007年)から導入されていたので、近距離では連絡乗車券を利用していた人はヲタと割引絡み以外はほとんどいなかったんだと思います。ICカードの普及やエリアの拡大とともに、こういった利用の少ない連絡運輸の整理がさらに進んでいきそうな感じがします。