10月から今月末まで開催されている「北陸デスティネーションキャンペーン(北陸DC)」に合わせて北陸新幹線・糸魚川~敦賀間が3日間利用できる「WESTERポイント北陸新幹線フリーパス」がe5489限定で発売されています。
このきっぷの特徴的なところは代金の一部または全部にWESTERポイントを充当する必要があるというところです。JR西日本は特急券や指定席券を対象としたポイント充当型のネットきっぷを発売していましたが、今年になってフリーきっぷも次々と発売しています。
列車名 | 利用期間 | フリーエリア | 価格 | 有効日数 | 指定席 利用回数 |
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全線フリーきっぷ (2024年) |
7/20~9/13 | 管内全線 | 9,000Pt | 3日 | 制限なし |
1,000Pt+14,000円 | 1日 | 6回 | |||
北陸新幹線フリーパス | 10/1~12/26 | 糸魚川~敦賀 | 3,000Pt | 3日 | 6回 |
300Pt+9,000円 | |||||
山陽新幹線フリーパス | 11/5~12/26 | 新大阪~博多 | 5,000Pt | 1日 | 6回 |
全線フリーきっぷ (2025年) |
1/14~3/14 | 管内全線 | 9,800Pt | 2日 | 6回 |
980Pt+19,800円 |
今年になって発売されたもしくは発売が発表されたWESTERポイント充当型のフリーきっぷです。券名の「WESTERポイント~」の部分は省略しています。
「山陽新幹線フリーパス」以外は全ポイント充当型と一部ポイント充当型に分かれていて、少ないポイントでも利用できるよう配慮があります。でも、価格的には全ポイント充当型の方が魅力的なのは言うまでもありません。今年発売された「全線フリーきっぷ」ではきっぷの効力も大きく異なりました。
こちらが全ポイント(3,000Pt)充当型の「北陸新幹線フリーパス」です。北陸新幹線のJR西日本の営業エリアは上越妙高~敦賀間ですが上越妙高駅がJR東日本管轄のため、フリーエリアは糸魚川~敦賀間とちょっと微妙な感じに仕上がっています。でも、1Pt=1円と換算すると実質3,000円でこのエリアを3日間利用できますから、破格値であるということには変わりありません。一部ポイント充当型だと実質9,300円になります。
これまでJR西日本のトクトクきっぷと言えば「2人縛り」が定番でしたが、最近は一人でも利用できるようになった代わりにこういったポイント充当型に注力しているように見えます。そのために自社関連のWESTERポイントが貯まる店で買い物をしてもらい、自社関連の商品で消費して欲しいということなんでしょう。
利用者としてはこういうポイントを持っていないとどうしようもないきっぷが増えてくると、使い方はよく考えないとなと思っています。使いたいと思った時にポイントが足りなくて断念しなければならないのはちと悲しいです。