特急ふじかわ15周年記念
今年10月で特急「ふじかわ」の運転開始から15年を迎えました。それに伴ってJR東海で「特急ふじかわ号15周年キャンペーン」を開催しています。ヲタは商売相手にしていない感すらあったJR東海が、昨年の佐久間レールパーク閉園のキャンペーンあたりから、ヲタ向けのイベントや記念きっぷが充実するようになりました。
その一つとして記念入場券と記念きっぷの発売がありました。いずれも2000セット限定で、記念入場券は「ふじかわ」の停車駅12駅分(JR東日本管轄の甲府駅は除く)の入場券がセットになって1680円で発売されています。記念きっぷは静岡→甲府間のA型硬券の乗車券と自由席特急券が台紙付でセットになったものです。発売額は乗車券2210円+自由席特急券1780=3990円でした。記念だからといって安くなるわけではありません。
…と言うわけで記念入場券はパスして記念きっぷだけ仕入れてきました。記念きっぷのくせに4000円近くもする代物なので、容赦なく使ってきました。まぁ実際使うのであれば値段の高さは気になりません。
(乗車券)
(自由席特急券)
地紋は国鉄ではなくJR-Cで、日付は15周年を迎えた平成22年10月1日が予めダッチングで刻印されていました。有効期限は12月31日までの1回限りです。乗車券は2日間有効なので、「旅行開始日から2日間有効」という珍しい印刷がされています。
乗車券・自由席特急券ともにきっぷの上部に「特急ふじかわ号15周年記念」と印刷されているのは好き嫌いの分かれるところだと思います。個人的にはそれほど嫌いでもないですが、せっかく「国鉄時代に使用していた懐かしい硬券」と銘打っているのであれば、表面は昔に忠実に作って、記念きっぷ的な文言は裏面にでも印刷した方がもよかったのではないかと感じました。
このきっぷを甲府駅で貰おうとした時に、改札口の係員はきっぷを見てちょっと困ったような表情をして「このままどうぞ」と無効印を押さずに通してくれました。規則的にはいけないんでしょうけど、せっかくの硬券に無効印を押すのが忍びなかったのでしょう。係員氏の配慮に感謝したいです。