▼種別:特急
▼最終運転日:平成18年3月17日
(山陰線・米子)
特急「スーパーやくも」は岡山~米子間の停車駅を絞った特急「やくも」の速達列車を分離して平成6年12月に登場しました。岡山駅で山陽新幹線と接続し、京都・大阪と米子・松江・出雲を結ぶ重要な列車です。
車両はJR西日本出雲運転区(当時)の381系のまま変わりませんでしたが、「やくも」と区別するため薄紫の塗色に塗り替えられ、先頭車の側面には"SUPER YAKUMO"というレタリングが施されました。またパノラマ型グリーン車を連結した編成もありました。ただ、厳格に両車を使い分けていたわけではないようで、混色の編成を何回も見ました。
平成17年3月時点でのダイヤの比較です。
<スーパーやくも13号>
岡山(13:21)
→新見(14:19)/米子(15:20)/松江(15:41)/出雲市(16:15)
(他停車駅:倉敷、玉造温泉)
<やくも15号>
岡山(14:23)
→新見(15:28)/米子(16:41)/松江(17:06)/出雲市(17:39)
(他停車駅:倉敷、備中高梁、生山、根雨、安来、玉造温泉、宍道)
「スーパーやくも」が2時間54分、「やくも」が3時間16分です。車両は両者一緒なのでこの22分差はそのまま停車駅の差だと思われます。今年3月のダイヤ改正で「スーパーやくも」は「やくも」に統一され、名称としては消滅しました。車両の塗色は統一されることもなく、側面のレタリングの"SUPER"の部分だけを消したのみだそうです。