続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

釧路町ふるさと納税

 ふるさと納税の季節がやってきました。ふるさと納税は通年で受け付けていますが、あるサイトでは3割が12月に集中するんだそうです。

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 北海道釧路町のふるさと納税に「くしろ湿原ノロッコ」運転開始30周年を記念して、ノロッコに釧路~釧路湿原間往復乗車し、釧路湿原の景色を楽しんでもらうという返礼品がありました(今年の受付は既に終了しています)

 30,000円のふるさと納税で、ノロッコの釧路~釧路湿原間の往復乗車券+指定券大人1名分と釧路湿原駅近くにある「細岡ビジターラウンジ」でのドリンク券がセットで、さらにJR北海道からロゴの提供を受けて制作されたきっぷ収納用の木製スタンドが後日送られてくるというものでした。

 きっぷヲタとしては往復乗車券+指定券の部分がとても気になりました。ふるさと納税という制度の性質上、返礼品を簡単に換金できてしまうのは好ましくないなので、何かしら制限が加わると考えるのが普通です。そうすると〇契の乗車票でも登場するのではないか?と期待しました。

 早速30,000円を寄付すると、ノロッコの乗車希望列車を3つまで書ける申込書が届きました。申込書のやり取りは釧路町内のバス会社が窓口でした。「満席の場合はご希望に添えない場合があります」というような文言があったので、ふるさと納税用に別枠を確保しているわけではなく、あくまで団体や個札の客と同じ条件で座席を確保する必要があるようでした。

 実際、当初の第一希望日が満席でした。別の候補日の連絡をしようとしていた矢先に空席が出たので、すぐに押さえてもらいました。確保できたのが出発の1週間前を切っていたので、釧路中央郵便局に局留めにしてもらい、当日の朝郵便局の窓口できっぷを受け取ってから乗車しました。

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普通の往復乗車券

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普通の指定席券

 局留めで受け取ったきっぷがこれです。見た瞬間思わず「全然普通のきっぷだな...」と呟いていました。ただ、右下の〇Hという赤い印が気になります。これが何を意味するのか分かりませんが、ひょっとしたら払い戻しに制限があることを示すものなのかもしれません。

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釧路湿原の細岡展望台 2019/9/30

 以前はノロッコを釧路湿原駅で降りる客なんてほとんどいなかったんですが、今回は中華圏の観光客も含め2~30人ほどの下車客がいて驚きました。そして、みな駅から坂を上って15分ほど歩いたところにある細岡展望台に向かいました。細岡展望台は眼下に雄大な釧路湿原に蛇行して流れる釧路川が、遠くには雌阿寒岳や雄阿寒岳が見えるビュースポットです。ノロッコ2号→1号の往復だと約1時間の滞在で釧路に戻ることができるため、長すぎず短すぎずちょうどいいというのもあったかもしれません。

 なお、後日送られてくるという木製スタンドですが、12月に入ってもまだ到着していません。急いじゃいないので気長に待ちますかね。