続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

元日九州初旅ネットきっぷ

元日九州初旅ネットきっぷ

 JR九州では昨年の元旦に管内全線の新幹線・特急列車の自由席が利用できるフリーきっぷを発売していました。駅のみどりの窓口・旅行会社で発売するものが「元日九州初旅きっぷ」(以下「初旅きっぷ」)、インターネット列車予約で発売するものが「元日九州初旅ネットきっぷ」(以下「ネットきっぷ」)という名称でした。

 なぜ効力は同じなのに発売チャネルの違いによってこのように名称を分けたかと言うと、単純に発売額が違うからです。「初旅きっぷ」が13,300円で「ネットきっぷ」が12,300円と1,000円の価格差を設けていました。

 最近、JR西日本はe5489専用のトクトクきっぷが大好きですが、JR九州はこうして窓口とネットで併売する代わりに価格差を設けています(全部が全部ではないですが)。ネット予約を使いたくても使えない人は一定数いるでしょうから、JR九州のやり方の方が親切ですし、「(係員の手間が少ない)ネットで買ってくれるなら少し安くしますよ」という考え方はある意味合理的だと思います。

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 私は当然「ネットきっぷ」を利用しました。同伴者がいればあえて「初旅きっぷ」を買って様式の違いを比較できたんですが、候補者に「元旦に5時起きして(北九州から)鹿児島に行く」と言ったら速攻却下されたので、一人で行ってきました。

 発売は「初旅きっぷ」「ネットきっぷ」とも2日前の12月30日まででした。同じく元日に発売される普通列車利用タイプの「お年玉乗り放題きっぷ」と違って12月31日21時からの利用は出来ず、1月1日の0時からの利用となりました。

 また、指定席やグリーン席を利用したい場合は「指定料金券」や「グリーン料金券」を買い足すことにより利用できました。「お年玉乗り放題きっぷ」と同様に九州内の社寺でおみくじや縁起物の授与がある「お年玉特典利用券」が3枚配布されました。

ひとこと

 昨年は全九州が2日間利用できて指定も6回取れて10,000円という破格の価格の「みんなの九州きっぷ」が発売されたので、1日12,300円で自由席のみというこのきっぷに割安感はないです。ただ、博多起点で考えると新水俣までの往復だけで元が取れるので、極端に高くもないのかなという感じはします。

 なお、今年の元旦は発売されませんでした。だいたい毎年11月下旬に概要が発表されるんですが、昨年はちょうど新型コロナの第三波が言われ始めた頃だったので、中止にしたのでしょう。来年はまた発売されることを期待したいです。

使い勝手:★★★★☆

お得感:★★☆☆☆