続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

和倉温泉駅無人化へ

 七尾線・和倉温泉駅が来月のダイヤ改正で無人化されるという報道がありました。大阪と直通する特急列車の本数は減ったものの、相応の知名度を誇る温泉地の玄関口の駅です。

 一昨年8月24日にJR西日本が出した「今後の北陸エリアの駅運営体制等について」というプレスリリースに記載されていた方針では、和倉温泉駅は「主としてみどりの券売機プラスに対応をシフトする駅」に分類されていましたが、対応社員を配置する予定とは記載されおらず、無人化が想定される内容でした。なので、JR西日本的には無人化は既定方針に沿ったものと言えます。

 新型コロナ禍前の2019年度の乗車人員が1日438人だったので、みどりの窓口がなくなるのは仕方がないと思わざるを得ない数字ですが、観光地の特急発着駅での完全無人化はちょっとやり過ぎな感はあります。

 2月11日の北國新聞の記事によると、当面は特急の発着がある午前10時前後には駅員を1人配置するそうです。不慣れな観光客も多いでしょうから、特急発着時間帯ぐらいは駅舎内の観光案内所とも連携して極力利用客に不便をかけることはないよう手当てしてもらいたいものです。

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和倉温泉駅窓口と改札周り 2015/12/31

 およそ6年前の和倉温泉駅の改札周りの様子です。昨年の3月から七尾線でもICOCAが利用できるようになり和倉温泉駅には簡易改札が設置され、同時にみどりの窓口は閉鎖されみどりの券売機に置き換えられました。なので、今はだいぶ様変わりしてると思います。

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 一昨年の暮れに和倉温泉駅を訪れた際に購入していたきっぷです。そんなにすぐにみどりの窓口がなくなるとは思っていなかったので、大して買っていなかったのが悔やまれます。

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和倉温泉駅の券売機 2020/12/6

 和倉温泉駅には狭いスペースにのと鉄道券売機、みどりの券売機、JR用の近距離券売機と3台の券売機が設置されています。

 無人化に際し「みどりの券売機プラス」が設置されるそうです。「みどりの券売機プラス」は「みどりの券売機」と比べて読み取り台を設置する分の横幅を取るため、既存の「みどりの券売機」の場所に設置するのは厳しいです。おそらく「みどりの券売機プラス」は窓口跡地に設置することになりそうです。