JR西日本の特急「やくも」で使用されていた381系が今年6月15日で定期運行を終了しました。定期運行していた最後の国鉄型の特急電車でした。

381系は振り子型特急車両で、曲線の多い区間の高速化と乗り心地の向上を目的として1973(昭和43)年に中央西線の特急「しなの」に投入され運転を開始しました。伯備線には電化が完成した1982(昭和57)年に「やくも」に投入されました。

投入から40年以上経ちさすがに老朽化が目立ってきたので、今年4月から後継の273系に置き換えを進め、2ヶ月後の6月15日に定期列車の置き換えが完了しました。
381系は近年は「ゆったりやくも」色でしたが、引退間近の2022年からは国鉄色やスーパーやくも色、緑やくも色まで復刻されいろいろ楽しませてもらいました(個人的にはスーパーやくも色がの復活が一番嬉しかったです)。岡山で空き時間ができた時にはよく撮りに行ってました。




山陰線・米子~安来間 2024/2/25




私は引退直前の今年6月9日の「やくも14号」で381系の乗り納めをしたつもりでした。ダイヤ改正直後から381系の廃車は始まっていましたし、273系は今年5月までに当初計画数はすべて出そろいました。なので381系はこのまま終わるものだとばかり思っていました。

ところが...。8月9日~18日のお盆休み期間中に「やくも」のうち2往復を273系から381系に変更されました。
273系は4両×11編成の44両で、381系は定期運行終了までは62両で運用されていたので、車両置き換えに合わせて保有数を3割減らしています。決して鉄ヲタの歓心を買おうとしたわけではなく、多客期に273系だけで賄いきれない分を381系に置き換えて輸送力増強を図ったものと思われます。

であれば(?)ということで、北陸から九州へ移動する最中に経路をねじ曲げて乗ってきました。鉄ヲタで混みあうかなと思っていましたが、乗車2日前に労せずして指定が取れています。

車両は普通の「ゆったりやくも」でした。お盆さなかに381系が復活するので、沿線はさぞかし撮り鉄で大賑わいかと思いきや、全然そんなことはありませんでした。「ゆったりやくも」ではなく他の色だったら違ったんでしょうが。私は乗るのがメインなので思いがけず再び乗ることができて満足でした。
10月10日の日本海新聞の地域ニュースによると、年末年始の12月27日~来年1月5日までの間、再び「やくも」2往復を381系で運行するとのことです。ただし、多客臨として381系を運行するのはこれが最後とのことです。
JR東日本の185系は2021年3月に定期運行を終えて3年半も経っていますが、国鉄型電車特急の人気を活かして多客臨や団体専用列車として管内各地で運行され、小銭を稼いでいます。381系は「やくも」での多客臨の運行は終了するにしても、小銭稼ぎがてら検査期限が到来するまではJR西日本管内の他の路線でも運行してくれんかなと思います。

たびたびこのブログに登場していた甥1(妹の長男)は早くも中3になり受験勉強に励んでいます。以前から381系に乗りたがっていたので、受験が終わる来年春にも運行してもらえると連れて行けるんですけどね。