続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

IC乗車票

IC乗車票

 これで通算800本目の記事になります。私が当面の目標とする1000本に達するのは今のペースだと来年の7月ごろという計算になります。

 少し早起きして東海道線に乗って西へ向かっていた時のことです。携帯に大阪在住の高校時代の友人から着信があったことに気づきました。デッキまで出てコールバックしました。

:「なんだった?」

:「今なにしてるん?」

:「電車で移動中」

:「なんや~。どこ行くん?」

:「熱海。もうすぐ小田原。今こっちに来とるんか?」(←やや名古屋弁

:「うん。浅草におる。空いてれば会えんかなと思ったんやけどな」

:(3秒考えて)「せっかく来てるんやったら戻るわ。熱海は大した用じゃないし。東京駅着くの昼近くになるけどええか?」

:「頼むわ~」

 野暮用があったのは熱海ではなく一つ先の函南駅でした。用を済ませた後のことは特に決めておらず、終わったら適当に岳南鉄道でも乗ろうかと思っていました。結局即座に戻ることにしたので、時刻表を見ながら「エクスプレス予約」のICサービスで新幹線の予約をしました。

 函南駅で用を済ませ、すぐに熱海駅まで戻りました。しかし、ICサービスで使用する「エクスプレスIC(EX-IC)カード」を持ってくるのを忘れたことをこの時気づきました。クレジットカード(J-WESTカード)本体とEX-ICカードは別になっています。希望者には最初からICチップを埋め込んだクレジットカードに切り替えてくれた方がいいと思うんですが…。

 EX-ICカードを忘れた場合はJ-WESTカードで「IC乗車票」という紙のきっぷに引き換えて代用することができます。その場合についてもJR西日本から送られてきた説明書に細々と書かれてはいたんですが、冊子の分厚さと内容の難解さに負けてほとんど読んでいませんでした。

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 無駄に前置きが長くなりましたがこれがその現物です。熱海駅改札内の「エクスプレス券売機」で受け取れました。「乗車券・新幹線特急券」とあって普通のきっぷと変わらないように見えますが、その上に小さく「IC乗車票」と記載されています。熱海~東京間は101Km超えていますが、「東京(山手線内)」にはならず、「東京」となっています。これはICサービスで予約した場合は特定都区市内制度が適用されないためです。また、EX-ICカードはJ-WESTカードを携帯した上での利用=本人使用が前提という観点から、「会員以外は利用不可」という面白い記載があります。

 この「IC乗車票」で熱海駅の乗換改札を通ったところ赤印字がされず、また、東京駅の乗換改札を出ようとしたところ、エラーで弾かれました。改札機のディスプレイに「当駅から先の乗車券なし」というようなメッセージが出ていました。少なくとも東京駅までは有効な紙の乗車券なのに、なぜこんな扱いになるのか不思議です。仕方がないので有人改札を通りましたが…。東京駅の方は改善を望みたいです。