踊り子161・162号
◆種別:特急
◆区間:我孫子~伊豆急下田
今年3月のダイヤ改正で上野東京ラインが開業し、常磐線と東海道線が直通運転できるようになりました。それに伴って、週末や連休を中心に上野東京ライン経由で常磐線・我孫子から伊豆急下田まで直通する全車指定席の特急「踊り子161・162号」が運転されています。
これまで、常磐線~東海道方面へは武蔵野線経由でぐるっと大回りして運転していましたが、上野東京ラインの開業によって、上野~東京~品川間を山手線と同一ルートで走ることができるようになり、所要時間が大幅に短縮しました。
踊り子161号 | 踊り子162号 | |
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10:45 | 我孫子 | 18:05 |
10:59 | 松戸 | 17:51 |
11:30 | 東京 | 17:20 |
↓ ↓ |
↑ ↑ |
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13:16 | 伊東 | 15:39 |
14:22 | 伊豆急下田 | 14:36 |
主に土曜に161号、日曜に162号が運転されています。この他、常磐線内は上野・北千住・柏にも停車します。始発から終点まで乗ると約3時間半になる長丁場ですが、上野と東京での乗り換えがなくなって直通できるメリットは大きいと思います。
車両はJR東日本大宮車両センターの185系で、いつもの「踊り子」と一緒です。所定は7両だったようですが、私が乗った際は代走になったようで、10両編成に変更されていました。所定の編成には「踊り子 我孫子」の方向幕は用意されていたようですが、代走ゆえ「特急 踊り子」という見慣れない方向幕になっていました。
私が乗車したのは網代~北千住間でした。東京駅に到着してからも半分程度乗車していて、常磐線沿線から伊豆方面への需要は結構あるのに、今まで望まない乗り換えをしていた人がいかに多かったんだなと実感しました。なお、常磐線特急の座席未指定券での乗車できない旨はアナウンスされていました。
上野東京ラインを活用して常磐線から東海道方面へ直通列車を設定するのはいいアイデアだと思います。「踊り子」だからって東京始発にこだわる必要はありません。ただ、185系は陳腐化が進んでいますし、直流区間にしか乗り入れできないので、個人的には勝田で遊んでいる交直両用車の651系を投入して水戸や土浦あたりから設定してみてはどうかと思うんですが、いかがなもんでしょうか。