続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

南伊豆フリー乗車券

南伊豆フリー乗車券

 首都圏から東伊豆・南伊豆方面のフリーきっぷは往復乗車券+特急券+フリーエリアがセットになった「踊り子南伊豆フリーきっぷ」が発売されていましたが、特急券が含まれなくなった往復乗車券+フリーエリア「南伊豆フリー乗車券」にリニューアルされました。

【フリー区間】

  • 伊豆急線:伊東~伊豆急下田(全線)
  • 東海バス(概ね河津駅以南。広すぎるので詳細省略)

 フリーエリアについては「踊り子~」の頃と変わっていません。東海バスを利用すると堂ヶ島や松崎といった西伊豆や石廊崎や弓ヶ浜といった南伊豆のかなり広い範囲をカバーできます。かつて「伊豆東海岸きっぷ」という運賃+フリーエリアのきっぷがありましたが、それよりフリーエリアが広く使いやすいです。

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ゆき券

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かえり券

 これがきっぷの現物です。河津桜を見に行った際に利用しました。

 最近のJR東日本の特急料金を込みになっていたトクトクきっぷは特急料金が含まれない乗車券タイプのものに変更されています。「土・日きっぷ」→「ウィークエンドパス」や「南房総フリーきっぷ」→「南房総フリー乗車券」の変更もその一例です。

 その良し悪しは一概に判断できませんが、「南伊豆~」については良かったと思います。発駅からフリーエリアまでどうしても特急列車を利用しなければいけないほど遠くもない上に普通・快速列車を含めると本数は充実しています。「踊り子~」の頃には特急列車の普通車指定席を利用せざるをえませんでしたが、「南伊豆~」だと特急列車や快速列車、自由席もグリーン席も利用でき選択の幅が広がったと言えます。

【ひとこと】

 横浜~河津間は片道2,950円かかるため、東海バスを利用しないでも元が取れる計算になります。東京・大宮駅基準だと伊豆大川以南、小田原駅基準だと蓮台寺・伊豆急下田の往復だけで同様に元が取れます。

 個人的には横浜市内発(5,700円)と小田原発(4,300円)の間にもう少し細かな設定が欲しいところです。フリーエリアまで距離的に近いのでなおさら…。

使い勝手…★★★★☆

お得感…★★★★☆

当日発売…可

小児用…あり 

【補足:2021/6/29】

 「南伊豆フリー乗車券」は2021年6月28日分で発売終了しましたので、カテゴリーを追加しています。