富士急端末座席未指定券
平成31年3月のダイヤ改正での特急「富士回遊」の運転に伴い、富士急線内でも座席未指定券を発売するようになりました。同時に富士急線内だけ「富士回遊」を乗車する場合にも座席未指定券が必要になっています(富士山~河口湖間のみの乗車の場合は不要)。
座席未指定券は「富士回遊」が停車する都留文科大学前・下吉田(昨年4月18日から窓口営業休止中)・富士山・富士急ハイランド・河口湖の各駅で発売しています。そのうち、富士山駅にはMR51型のマルス端末があり、それ以外の駅には「ビジネスえきねっと」があります。
ただ、「ビジネスえきねっと」は座席未指定券を発券できないと聞いていました。富士急のためだけに機能改修するとは思えませんし、ネット上に意外と情報が落ちていなかったので、どうしているのか前から気になっていました。
そして、今年に入ってようやく確認することができました。私が訪れたのは都留文科大学前駅です。窓口で八王子までの座席未指定券が欲しい旨を伝えたところ、「料金は指定席と一緒だが指定席でなくてもいいか?」「後で指定を付ける場合でもここでは対応できない。大月駅ならできる」と確認&念押しされました。 「ビジネスえきねっと」では指のみ券単体で出すこともできないようです。
発券されたものはこちらです。当たり前と言えば当たり前ですが、富士急の自社端末で発券されました。JRの85mm券より一回り大きく、表面がツルツルしていて磁気対応していません。印字がかすれ気味なのはいつものことです。
マルス端末のものと比較してみます。は「あずさ号・かいじ号等乗車」となっているのに対し、富士急の端末のものは「富士回遊号等乗車」と富士回遊メインの表記になっています。金額の下の注意書きも内容に差異はないものの、言い回しは微妙に異なっています。
この座席未指定券を使用して臨時の「富士回遊92号」に乗車したんですが、同じ号車には私と嫁の2人しかおらず貸切で八王子に到着しました。往路の空きっぷりからして帰りは指定を取らないでもおそらく大丈夫だろうと踏んでいましたが、まさかこんなに空いてるとは思いませんでした。