続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

鉄社復学割

鉄社復学割

 先日、実際に会ったことのある長年のフォロワーさんから、「鉄道グッズをあらかた処分しようと思っているが欲しいものがあれば」(要約)という連絡を受けて、いろいろ貰ってきました。

 処分したいと思った経緯は聞きませんでしたが、何か意思をもって止めると言うよりは、興味の向かう先が増えて鉄道趣味の順位が徐々に下がった末に、最終的に興味の対象からも外れたかに見えました。

 私もかつて鉄道趣味以上に夢中になった趣味がありましたが、社会人になったあたりから徐々に興味がなくなり、今ではまったく興味がなくなりました。フェードアウトする時なんてそんなもんだと思います。もうマークカードの書き方すら分かりません。

 甥1・2が喜びそうな鉄道グッズとともに5~600枚ほど貰ったきっぷの中に私が集め損なったものもいっぱいありました。 

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 「鉄社学割」に往復割引が加わった「鉄社復学割」です。「鉄社学割」とはJRと社線の連絡乗車券において、JRと社線の両方に学割が適用されるきっぷです。ゆえに両方の営業キロが101Km以上でないといけません。

 以前は社線の営業キロ101Km以上という条件が難しく、満たせる社線が東武・近鉄・北海道ちほく高原鉄道(廃止済み)程度で、集めるのが難しいきっぷでした。しかし、2011(平成23)年3月に東北線・八戸~青森間が青い森鉄道に転換されてからは青い森鉄道・目時~青森間が121.9Kmとなったので、青い森鉄道を絡ませれば容易に購入できるようになりました。昨年からは肥薩おれんじ鉄道の通過連絡運輸も始まったので、そちらでも可能だと思います。

 このきっぷの経由には「盛岡・目時・青森」と印字されている通り、IGRいわて銀河鉄道~青い森鉄道の通過連絡になっています。JR部分には学割と往復割引が適用され、青い森鉄道部分は学割だけ、IGRいわて銀河鉄道部分は営業キロ101Kmを超えないので無割引です。

 学生の身分を失ってそれなりの年数が経つので、学割のきっぷすら入手が難しいですが、それよりはるかに難易度の高いものが入手できたのは幸運でした。わが家のコレクションファイルに組み込まれ、昔からあるかのごとく収まっています。まずはフォロワーさんに感謝です。

 ちなみに社線だけに学割が適用される場合は「社学割」となります。「鉄社学割」ともども持っていないので、これも何とかして集めたいところです。

【補足:2021/9/14 11:30】

 肥薩おれんじ鉄道の学割については制度がないのではないかという複数の指摘をいただいたので、消しておきます。JRの学割と絡めれば「鉄社学割」の印字だけはされるという説(バグ?)はあるそうです。