特急「おおぞら」「とかち」の全車指定席化に伴って、トマム駅のQRコード乗車証明書の取り扱いが若干変わりました。
トマム駅のQRコード乗車証明書について軽くおさらいしておくと、トマム駅に掲出されたQRコードをスマートフォンで読み込んで人数と乗車区間を入力し、精算用のQRコードを取得して乗車します。車内では普通車の空席に着席し、車内改札が来た際には車掌に画面を見せます。
そして、札幌・南千歳・新千歳空港の改札内に設置されたMV50型の精算機で、取得した精算用のQRコードを読み込ませて運賃・特急料金を精算します。その際にきっぷが発券されるので、それを自動改札機に突っ込んで終了です。
ダイヤ改正前までは特急料金は自由席特急料金相当でしたが、全車指定席化されたダイヤ改正後からは指定席特急料金相当になりました。また、着駅は札幌・南千歳・新千歳空港以外も選択できるようになりました。
QRコードを取得する画面でも行き先に3駅以外の「その他」を選択できるようになっていました。「その他」の場合、精算の際に券売機の挙動がどう変わるのか興味があったので小児用で試してみました。自分が使用するきっぷは別のきっぷがありました。
南千歳駅の「トマム駅専用精算」のボタンを押すと、以前はいきなり確認画面が表示されたんですが、今回はオペレーターに繋がりました。そして乗車券はサッポロビール庭園まで利用したい旨を伝えました。
そうして発券されたきっぷです。特急券は南千歳までの座席未指定券で、北海道版の座席未指定券初入手です。以前の記事で札幌・南千歳から周辺駅へ乗り換えた際の考慮がないと書きましたが、いったんオペレーターを噛ませることでそれに対応させたようでした。
ただ、車内改札を精算用のQRコードの提示でクリアして、精算せず普通列車に乗り換えて無人駅や有人駅の無人時間帯に下車されてしまうと、運賃ばかりか特急料金まで取りはぐれてしまう問題は解決していません。トマムは外国人の利用も多いので、やはりこの方式よりも星野リゾートの施設の一角に指定席券売機を置かせてもらう方がいいような気がします。