新えきねっとを試してみた（トクトクきっぷ）
「新えきねっと」ではトクトクきっぷも購入できるようになっています。この機能もＪＲ西日本のe5489やＪＲ九州ネット予約では先行しており、特にe5489では発売エリアが限られ当日発売しないきっぷでも、事前にe5489で購入を済ませることで当日現地受け取りができるようになっているきっぷもあります。また、e5489専用のトクトクきっぷも充実していて便利になっています。
なので、「新えきねっと」でも同様のことを期待しました。まずは「新えきねっと」で買えるきっぷはどれか調べてみました。
- 週末パス
- 北海道フリーパス
- Web限定 大人の休日パス 東日本スペシャル
- Web限定 大人の休日パス 東日本・北海道スペシャル
- Web限定 大人の休日パス 北海道スペシャル
- 大人の休日倶楽部パス（東日本）
- 大人の休日倶楽部パス（東日本・北海道）
- 大人の休日倶楽部パス（北海道）
- 大人の休日パス 東日本・北海道スペシャル
「大人の休日俱楽部」関係を除くと、「週末パス」と「北海道フリーパス」だけです。さらにＪＲ東日本管内に限ると「週末パス」だけです。
もちろん、これから増えていくんでしょうが、期待が大きかっただけに落胆も大きいです。そもそも、年寄り向けのきっぷのweb販売を最優先で対応させた意味が分かりません。むしろ後回しにしてもいいぐらいです。
「新えきねっと」で「週末パス」が購入できることのメリットを考えてみました。2つ挙げられると思います。
- 「週末パス」を前日までに購入できない遠隔地の人が「週末パス」を事前に購入できること。（受け取りはエリア内のみ）
- 指定席券売機で受け取ればJREポイントが貯まること。
さっそくですが「新えきねっと」で甥1用の「週末パス」を買ってみます。私は首都圏在住なので「新えきねっと」で「週末パス」を買うメリットはJREポイントの付与しかありません。
トクトクきっぷは「新えきねっと」トップページ右下の「おトクなきっぷ」というところから検索します。
そうすると、トクトクきっぷの検索画面が表示されます。出発地・目的地・利用開始日を選択することができますが、出発地・目的地は無視して利用開始日だけ指定すれば検索できます。ここでは「週末パス」の利用開始日を設定します。
検索結果に「北海道フリーパス」と「週末パス」が表示されるので、「週末パス」の「詳細」を押下して次に進みます。
「週末パス」の詳細画面が表示され、下の方に利用開始日と人数を選択する画面があります。ただ、ここで利用開始日を変更できてしまうと、2つ前の画面で検索させた意味がないです。
しかも、土日利用の「週末パス」は土曜日が利用開始なので土曜日だけ表示させておけばよいものを、ご丁寧に日曜日も入っています。
ここで誤って日曜日を選択して次の画面に進むとエラーになります。これは慣れない利用者にとってはトラップでしかないですから、詳細画面では利用開始日を選択させず最初の検索に使用した利用開始日を固定表示にした方がいいと思います。
次の画面で支払い手続きをして完了です。支払い方法はカード払い以外に、駅での支払いやコンビニ払いもできます。
発売箇所表記の部分が2段になっていて、下段に「えきねっと発券」と実発券箇所が印字されている以外の違いはありません。
ご案内券の発売箇所表記にも同様の差異があります。上段に決済日とダミー発売箇所の「えきねっと１０」が表記され、下段に「えきねっと発券」と発券日と実発券箇所の「十日市場ＶＦ１」の表記があります。
画面の使い勝手がちょっと変なのは相変わらずの感がありますし、もう少し対象を増やしてくれないとメリットは少ないなと感じました。ＪＲ東日本が推進するチケットレス化に逆行するかもしれませんが、「えきねっと」で取り扱うトクトクきっぷの拡充も期待したいです。
