続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

窓口閉鎖駅めぐり@成田

 成田線・成田駅のみどりの窓口が昨年10月末で閉鎖され、「話せる指定席券売機」に置き換えられました。

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成田駅 2021/12/31

 成田駅は成田山の観光客や空港関係の利用もあって決して少なくはないと思うんですが、必要ないと判断されてしまったようです。

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成田駅のみどりの窓口 2021/10/3

 確か成田駅は以前みどりの窓口とびゅうプラザを一体化し、びゅうプラザの要員がみどりの窓口の業務をやっていた記憶がありました。2018年8月末でびゅうプラザが閉店してからは直営に戻し、その後今回の閉鎖となりました。

 ちなみに近隣のみどりの窓口設置駅は同じ成田線の酒々井駅と木下駅です。いずれも業務委託駅で2019年度の乗車人員が酒々井駅約3,700人で木下駅約2,000人なのに対し、成田駅は直営駅で約16,000人です。

 どうしても有人窓口を減らしをするのであれば、利用客の少ない駅の窓口を閉鎖し、利用客の多い大きな駅に集約して残すべきだと思います。しかし、最近は利用客の多い少ないを問わずとにかく直営駅の窓口の方がなくなっていく傾向があるので、会社の方針として本体社員を意図的に窓口業務から外しているように見えます。

 今年1月末には1日の乗車人員が22万人(2019年度)で、JR東日本管内で10位の常磐線・北千住駅ですらみどりの窓口が閉鎖(臨時化)されています。JR東日本の社内事情が最優先で、利用客のことを考慮していないのは確かでしょう。

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成田駅E1

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成田駅E2

 成田駅のみどりの窓口は2窓ありました。1窓ではなく2窓あることからして利用が多かった証左ではないかと思うんですが、最近の首都圏の駅では2窓から一気に閉鎖になる例は珍しくありません。同じ千葉支社の海浜幕張駅もそうでした。

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成田駅のみどりの窓口跡地 2022/1/15

 みどりの窓口のあった跡地は新たなテナントが入っているわけではなく、イベントペースと称するデッドスペースとなっています。先月私が訪ねた時は北海道物産展がやっていました。スペースの利用用途がなく、業務委託化などの営業形態の変更もないなら、無理に窓口を潰すこともなかったように思うんですがね…。