6月25日より「EX予約」「スマートEX」(以下総称して「EXサービス」)のサービスが九州新幹線にまで拡大され、東京~鹿児島中央間で利用できるようになりました。
これにより九州新幹線でもようやくチケットレスシステムが始まりました。福岡県内では博多華丸大吉を起用したTVCMが流れていて、とにかくチケットレスで九州新幹線を利用できることを大々的にアピールしていました。もちろん、これまでどおり紙のきっぷに引き換えて利用することもできます。
JR九州のサイトでは「EXサービス」のきっぷが受け取れる箇所は「九州内の主な駅」という極めて不親切な表記になっています。で、もう少し詳しく調べてみたところ、以下の図の通りでした。
九州新幹線各駅と赤い実線上の駅が対象です。佐賀駅と佐世保駅の間に一駅ありますが、駅名が記載されていないので武雄温泉駅なのか有田駅なのか早岐駅なのかは読み取れません。
それにしても受け取り可能駅の設定がかなり謎です。鹿児島線側があまりに手薄です。遠く大分駅や宮崎駅で受け取れるのに、新幹線駅の隣の門司駅や鳥栖駅で受け取れないのです。9月23日の西九州新幹線開業の際にエリアが拡大される可能性はあると思いますが…。
JR九州博多駅の指定席券売機とその画面です。端末の液晶パネルに「EX予約」と「スマートEX」のロゴが表示されています。トップメニューの「予約したきっぷのお受取り」画面から進むと、上から3段目に「EX予約・スマートEX」が表示されています。受け取りの手順は他社の指定席券売機とまったく同じです。
先日、嫁が実家の北九州から戻ってくる際に利用した「EX予約」のe特急券です。JR九州の折尾駅の指定席券売機で受け取っています。地紋部分を拡大していますが、JR-K地紋になっているのが分かるでしょうか?私はJ-WESTカードユーザーなので「西C」ですが、JR九州が発行する「EX予約」対応のカードであれば「九C」になります。
その際のご利用票です。下段の注記に「払戻はJR東海・西日本・九州の窓口で~」と記載され、これまでなかった九州が新たに追加されています。
ちなみに九州が追加される前はこういう記載でした。
「EXサービス」は5月21日からJR東日本管内の一部駅できっぷの受け取りができるようになっています。JR東日本では受け取りには対応するものの、払い戻しには対応しません。JR九州では自社が利用エリアに含まれるので、払い戻しにも対応するという違いがあります。
JR九州管内で「スマートEX」の受け取りをした際のことはまた別の記事にて…。